群馬県沼田市は、6月から12月まで途切れなく果物狩りができるまちです。沼田市観光協会は品目ごとに園の一覧を公開しており、その全7品目を1件ずつ数えました。
結果、延べ117園。りんごが43園ともっとも多く、次いでさくらんぼとぶどうが各22〜23園です。どの月に行けば何が狩れるのかを、園数と料金つきで整理します。
- 7品目の時期・園数・もぎ取りができる園数
- 料金が公表されている2品目と、その金額
- 2つの品目が重なる月
- ほぼ全品目をやっている園
年間カレンダー
| 時期 | 品目 | 掲載園 | もぎ取り可 |
|---|---|---|---|
| 6月 | さくらんぼ | 22園 | 21園 |
| 7月 | ブルーベリー | 13園 | 11園 |
| 7〜9月 | もも・ネクタリン・プラム・プルーン | 11園 | 6園 |
| 8〜10月 | ぶどう | 23園 | 17園 |
| 8月下旬〜11月 | りんご | 43園 | 33園 |
| 秋 | 柿 | 3園 | 2園 |
| 12月〜 | いちご | 2園 | 1園 |
1年のうち空いているのは1月から5月だけです(いちごは12月から翌春まで)。りんごが43園と突出しており、沼田が群馬県内で最大のりんご産地であることが園数にも表れています。
料金が公表されているのは2品目だけ
| 品目 | 入園料 | 備考 |
|---|---|---|
| さくらんぼ | 小学生以上1,800円〜/未就学児1,000円〜 | 各園により異なる。雨天でも可 |
| りんご | 大人(中学生以上)500円/子供(小学生まで)400円 | 全園共通 |
| ぶどう・ブルーベリー・もも・柿・いちご | 記載なし | 各園へ問い合わせ |
さくらんぼとりんごで3.6倍の差があります。さくらんぼは1,800円〜と高めですが、これは全国的な相場と同じ水準です。りんごの500円は果物狩りとしてはかなり安い部類で、しかも園による違いがありません。
りんご以外は「入園料の有無」「食べ放題か量り売りか」「持ち帰りの単価」の3点が園ごとに違います。行き先を決めたら電話で確かめてください。
2つ以上が重なる月
- 7月——ブルーベリー+もも・プラム
- 8月——ブルーベリー(上旬まで)+もも+ぶどう+りんご(下旬から)=最大4品目
- 9月——もも・プルーン+ぶどう+りんご
- 10月——ぶどう(中旬まで)+りんご+柿
8月下旬から9月上旬がいちばん選択肢が多い時期です。ももとぶどうとりんごが同時に狩れます。ただし品目ごとに開園日が違うので、園単位で確認が要ります。
1つの園で何品目もやっています
沼田の特徴は、同じ園が複数の品目に登場することです。とくに原田農園(横塚・久屋・白沢エリア)は6品目すべての一覧に名前があります。
| 園名 | 登場する品目 | 駐車 |
|---|---|---|
| 原田農園 | さくらんぼ・ブルーベリー・もも・ぶどう・りんご・いちご | 200台(ブルーベリー・ももの一覧では100台) |
| 果実庭 | さくらんぼ・もも・りんご | 30〜50台 |
| 松井農園 | さくらんぼ・もも・りんご | 40台 |
| さかうえフルーツ農園 | ブルーベリー・プルーン・りんご | 10台 |
| 石田農園 | さくらんぼ・ブルーベリー | 15台 |
| 高橋りんご園 | もも・プルーン・りんご | 20台 |
原田農園はどの品目の一覧でも駐車台数が最大です。ただし台数は品目ごとに違い、りんご・さくらんぼ・ぶどう・いちごの一覧では200台、ブルーベリーと夏のフルーツの一覧では100台と記載されています。りんごの一覧では2位が真田りんご園の50台なので、4倍の差があります。大人数やバスで行くなら、まずここが候補になります。
ただし「その園がその品目でもぎ取りをやっているか」は別問題です。たとえば山田りんご園と峠の小野りんご園は、ぶどうの一覧に名前があってももぎ取りの印がありません。
品目ごとの詳しい記事






6月のさくらんぼは22園。もぎ取りは21園
まだ個別記事にしていない品目を、ここで補足します。
さくらんぼは沼田で2番目に園数が多い品目で、22園中21園がもぎ取りに対応しています。品種は7つ公表されており、佐藤錦を22園すべてが、紅秀峰を20園が扱います。
| 品種 | 食べ頃 | 特徴 |
|---|---|---|
| 香夏錦・正光錦 | 6月上旬〜 | 早生種。甘味・酸味ともによい大粒種 |
| 高砂 | 6月中旬〜 | 糖度13〜15%。ハート形 |
| 佐藤錦 | 6月中旬〜 | 「赤い宝石」。糖度16〜18%、酸度0.5%程度 |
| 紅さやか | 6月中旬〜 | 早生で赤肉。酸味少なく果汁が多い |
| 紅秀峰 | 6月下旬〜 | 糖度20%位と高い。肉質は硬く日持ちがよい |
| ナポレオン | 6月下旬〜 | 糖度13〜15%。完熟すると紅色に |
糖度でいえば紅秀峰の20%が最高で、佐藤錦(16〜18%)を上回ります。ただし食べ頃が6月下旬からなので、月の前半に行くと出会えません。
もうひとつ、沼田市観光協会は「雨天でもさくらんぼ狩りをお楽しみいただけます」と明記しています。雨よけのハウスで栽培されているためで、梅雨時でも予定を変えずに行けるのは利点です。
柿は3園、いちごは2園
- 柿——ごろう柿園(もぎ取り可・駐車8台)/小さな柿園(直売・駐車5台)/さくらんぼの斎藤園(もぎ取り可・駐車15台)。品種は平核無柿(ひらたねなしがき)が中心で、小さな柿園は干柿用の渋柿(加工用)も扱います
- いちご——原田農園(12月1日〜・9:00〜17:00・最終入園16:00・やよいひめ/かおり野・駐車200台)とオーツファーム(やよいひめ・駐車15台)の2園
いちごは園数こそ少ないものの、原田農園が12月1日から開けるので、沼田では年内にいちご狩りができます。品種の「やよいひめ」は群馬県が育成した品種です。
よくある質問
- Q沼田では1年中フルーツ狩りができますか?
- A
6月から12月までは切れ目なくできます。6月さくらんぼ、7月ブルーベリー、7〜9月もも・プラム・プルーン、8〜10月ぶどう、8月下旬〜11月りんご、秋に柿、12月からいちごです。空くのは1月から5月ですが、いちごは春先まで続く園もあります。
- Q沼田のフルーツ狩りはいくらですか?
- A
公表されているのは2品目です。りんごが大人500円・子供400円で全園共通、さくらんぼが小学生以上1,800円〜・未就学児1,000円〜(園により異なる)。ぶどう・ブルーベリー・もも・柿・いちごは入園料の記載がなく、各園への問い合わせが必要です。
- Qいちばん選択肢が多い時期はいつですか?
- A
8月下旬から9月上旬です。ももとぶどうとりんごが同時期に狩れます。園数で見ると、りんごが43園、ぶどうが23園、もも・プルーンなどが11園。ただし品目ごとに開園日が違うため、園単位での確認が必要です。
- Q複数の果物を1か所で狩れますか?
- A
できます。原田農園はさくらんぼ・ブルーベリー・もも・ぶどう・りんご・いちごの6品目すべての一覧に名前があり、駐車場はどの一覧でも沼田で最大です(りんご・さくらんぼ・ぶどう・いちごの一覧は200台、ブルーベリーと夏のフルーツの一覧は100台)。果実庭と松井農園も3品目、さかうえフルーツ農園と高橋りんご園も3品目に登場します。ただし品目ごとにもぎ取りの可否が違うので、行く前に確認してください。
- Q雨の日でも大丈夫ですか?
- A
さくらんぼについては、沼田市観光協会が「雨天でもさくらんぼ狩りをお楽しみいただけます」と明記しています。雨よけのハウスで栽培されているためです。ほかの品目については記載がないため、天候が悪い日は事前に問い合わせてください。
まとめ
- 6月 → さくらんぼ22園(1,800円〜・雨でも可)
- 7月 → ブルーベリー13園
- 8〜9月 → もも・ぶどう・りんごが重なる最盛期
- 10〜11月 → りんご43園(500円・全園共通)+柿
- 12月 → いちご(原田農園が12月1日〜)
沼田は「1つの果物の産地」ではなく「7品目が入れ替わり続ける産地」です。行く月が決まっているなら品目から、食べたい果物が決まっているなら月から——どちらからでも逆算できるのが、この産地の使いやすさです。

