静岡でみかん狩りができる園は、開く日がそろっていません。ここで挙げる園でいえば、沼津の園は9月19日に始まり、焼津の園は年が明けた2月からの開催が予定されています。
この記事では、浜名湖と三ヶ日、静岡市と焼津、そして沼津にある園を、狩れる時期と料金、駅やインターからの行き方、狩ったみかんを持ち帰れるかどうかの4つで比べます。伊豆と熱海の園は別の記事にまとめてあるので、そちらへの入口は後半に置きました。
料金の幅も大きく、食べ放題だけなら600円から、専用のかごに摘んで持ち帰るコースや詰め放題まで入れると2,000円まで開きます。まず行ける日を決めて、そのあとにお土産の形で選ぶと迷いません。
静岡のみかん狩り 一覧
2026年のシーズンに開く日が早い順に並べました。料金はどれも税込で、みかん狩りの代金を含んでいます。これに加わるのは、お土産を増やしたときの代金だけです。
| 園名 | 市町 | 狩れる時期 | 大人の料金 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 木負観光みかん園 | 沼津市 | 9月19日〜12月下旬 | 600円〜1,800円(3コース) | 個人は不要 |
| 鈴木農園 | 静岡市清水区 | 10月1日〜12月中旬 | 電話で確認(2025年は600円) | 電話で予約 |
| みかん狩り とくら園 | 浜松市中央区 | 10月中旬〜11月末 | 1,500円(お土産1kgつき) | 個人は不要 |
| カネカみかん狩り園 | 浜松市浜名区 | 11月1日〜11月30日 | 1,500円(お土産1kgつき) | ネット予約か電話 |
| さいとう農園 | 焼津市 | 2027年2月12日〜3月14日(開催予定) | 2,000円(詰め放題つき) | 受付前 |
10月の後半から11月の前半は、開いている園がいちばん多い時期です。この時期なら料金でも行き方でも選べます。11月が終わるととくら園とカネカみかん狩り園が締まり、12月に残るのは鈴木農園と木負観光みかん園。鈴木農園は中旬まで、木負観光みかん園は下旬までです。年が明けてからは、焼津のさいとう農園が2月12日からの開催を予定しています。
狩り方も一律ではありません。多くの園は料金に食べ放題が含まれますが、時間の決まりとお土産の扱いがそろっていないからです。鈴木農園は時間を気にせず食べられ、木負観光みかん園は90分と区切るかわりに、お土産の量を3段階から選べます。焼津のさいとう農園は45分の収穫体験で、一袋分を詰めて持ち帰る形です。

浜松・三ヶ日|浜名湖のまわりに広がる園
浜松のみかん畑は、浜名湖のまわりに広がっています。水はけのよい土と温暖な気候がみかんに向いた土地で、舘山寺のとくら園と三ヶ日町のカネカみかん狩り園を、開く時期の早い順に見ていきます。
みかん狩り とくら園(浜松市中央区深萩町)
とくら園は、東名を降りてすぐに畑へ入れる浜松市中央区深萩町のみかん園です。舘山寺スマートインターの下り線を降りて3分、上り線からならわずか1分。高速を使うなら、県内でもとびきり寄りやすい園でしょう。
狩れるのは温州みかんで、10月から11月にかけては極早生の高林、11月からは早生の宮川と興津へ移ります。肥料にはアミノ酸を多く含む味の素の搾りかすを使っている畑です。入園料は大人が1,500円で、自分で収穫した1kgのお土産つき。ここでいう大人は中学生以上で、小学生は900円、3歳から未就学児までは500円です。小学生も現地で300円を足せば、同じ1kgを持ち帰れます。
その駐車場の隣の畑は平らなので、ベビーカーや車いすでも入れます。ただし園は平地から見晴らしのよい高台まで続いているため、どこまで上がるかは当日決めてください。車いすで行くなら、前もって053-486-1482へ電話をしておくと当日あわてません。トイレは仮設のもので、幅は広くありません。
ペットもいっしょに入園でき、無料の駐車場は50台分です。売店では直売もしているので、帰りにのぞいてみましょう。屋外なので雨の日は雨具が要ります。園内に食べ物は持ち込めず、みかん畑も広いので、小さな子どもからは目を離さないでください。
なお受付は9時から16時までで、期間中は休まず開けています。個人なら予約は要りませんが、団体で行くなら連絡が必要です。20名以上だと団体割引があるので、人数が多いときは先に相談しておきましょう。
| 料金(大人) | 1,500円(中学生以上) |
|---|---|
| 料金(子ども) | 小学生900円/幼児(3歳〜)500円 |
| 狩れる時期 | 10月中旬〜11月末 |
| 開園時間 | 9:00〜16:00(受付は16:00まで) |
| 定休日 | 期間中は無休 |
| 狩り方 | 食べ放題(大人は1kgのお土産つき) |
| 予約 | 個人は不要(団体は要連絡) |
| アクセス | 舘山寺スマートICから車で3分 |
| 住所 | 浜松市中央区深萩町304-435 |
| 公式サイト | https://tokuraen.sakura.ne.jp/ |
カネカみかん狩り園(浜松市浜名区三ヶ日町下尾奈)
カネカみかん狩り園は、浜名湖を見下ろす斜面にみかん畑が広がる三ヶ日町下尾奈のみかん園です。天竜浜名湖鉄道の尾奈駅から歩いて15分、東名の三ヶ日インターからは車で10分ほど。三ヶ日みかんの産地にあり、湖と畑を同時に眺めながら食べられる園です。
今シーズンの開催は11月1日から11月30日までで、狩れるのは早生みかんです。入園料は大人が1,500円、小学生1,100円、幼稚園児900円で、大人には1kgのお土産が付きます。ただし同じ案内のなかに未就学児は無料という記載もあるので、幼稚園に通う子を連れて行くなら電話で確かめておくと安心です。入園は9時から15時までの好きな時間にでき、閉園は16時になります。
ただし畑には坂があるので、歩きやすい靴で向かってください。ロープより上へは入れません。摘んだみかんの持ち出しはできず、持ち帰れるのは大人に付く1kgのお土産です。屋根はないため、雨の日は雨具が要ります。犬を連れて行くならリードをつないでおきましょう。無料の駐車場は30台分で、園内に飲食物は持ち込めません。
火曜が休みなので、行く日の曜日は先に確かめておくと空振りしません。また、実の付き方しだいでは、予約が決まったあとに取りやめになる場合もあります。前のシーズンは実がなくなるまで12月の中ごろまで続いたので、12月に行きたいときや、その年の終わりの日を知りたいときは053-525-1002へどうぞ。
| 料金(大人) | 1,500円(中学生以上) |
|---|---|
| 料金(子ども) | 小学生1,100円/幼稚園児900円 |
| 狩れる時期 | 11月1日〜11月30日 |
| 開園時間 | 9:00〜16:00(最終受付15:00) |
| 定休日 | 火曜 |
| 狩り方 | 食べ放題(大人は1kgのお土産つき) |
| 予約 | ネット予約か電話(053-525-1002) |
| アクセス | 天竜浜名湖鉄道 尾奈駅から徒歩15分 |
| 住所 | 浜松市浜名区三ヶ日町下尾奈2241-1 |
静岡市・焼津|東名と新東名から近い中部の園
県の中部にも、高速道路を降りてすぐのところにみかん畑があります。10月から開く静岡市清水区の鈴木農園と、年が明けてからの開催を予定している焼津市のさいとう農園です。開く時期がちょうど入れ替わるので、行ける季節から選べます。
鈴木農園(静岡市清水区原)
鈴木農園は、100年以上みかんを作り続けている静岡市清水区原のみかん園です。東名の清水インターから車で5分、新東名を使うなら清水いはらインターが近くにあります。JR清水駅から向かうなら、しずてつジャストラインの清水厚生病院行きに乗り、庵原貯水タンク前で降りましょう。
その農園は平地に広がっていて、ベビーカーや車いすでも入れます。時間の制限もないので、急がずに食べたいときに向いています。ただしみかん狩りは予約が要る園なので、車いすで行くなら電話のときに畑の様子もあわせて聞いておくと確実です。
狩れるのは日南、ゆら早生、興津早生の3品種です。2025年のシーズンは中学生以上が600円、3歳から小学生までが500円で、1kgのお土産を付けるならどちらも500円を足す形でした。2026年の料金はまだ公表されていないので、予約の電話のときにあわせて聞いてください。
この園が開くのは10月1日から12月中旬までで、期間中は休みがありません。ただし実がなくなり次第終わるうえ、みかん狩りは予約が要るので、行く日が決まったら054-366-5210へかけておきましょう。みかん狩りの時期が終わったあとも、ポンカンやデコポン、甘夏を育てていて、3月まで地方発送を頼めます。
| 料金(大人) | 電話で確認(2025年は600円) |
|---|---|
| 料金(子ども) | 電話で確認(2025年は3歳〜小学生500円) |
| 狩れる時期 | 10月1日〜12月中旬(実がなくなり次第終了) |
| 開園時間 | 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 期間中は無休 |
| 狩り方 | 時間の制限なしの食べ放題 |
| 予約 | 電話で予約(054-366-5210) |
| アクセス | JR清水駅からバス、庵原貯水タンク前下車 |
| 住所 | 静岡市清水区原946-15 |
| 公式SNS | https://x.com/suzukinouen |
さいとう農園(焼津市大島)
さいとう農園は、農薬や化学肥料に頼らない農業に取り組んでいる焼津市大島の農園です。収穫体験と食事の両方ができます。みかん狩りは2027年2月12日から3月14日までの開催が予定されていて、秋の園が閉じたあとに出かけられる行き先になります。
その内容は45分の収穫体験です。先に説明を受けてから畑に入り、一袋分を詰めて持ち帰ります。料金は大人が2,000円、小学生1,600円、3歳以上の未就学児1,000円で、2歳以下は無料です。持ち帰りが主役の体験なので、家で食べる分をまとめて確保したいときに向いています。
同じ敷地には農園カフェteteがあり、自家製の米粉を使った菓子と、農園の野菜を使った食事を出しています。ランチの営業は木曜から土曜の11時30分から16時までですが、行事があると営業日が動きます。寄るつもりなら、農園の知らせを見てから出かけてください。
なお2026年9月の時点では、みかん狩りの受け付けがまだ始まっていません。みかんの育ち具合によっては、申し込みのあとで中止になることもあります。2月の予定を組むなら、日が近づいてから農園の知らせを見ておくと安心です。
| 料金(大人) | 2,000円(中学生以上) |
|---|---|
| 料金(子ども) | 小学生1,600円/未就学児(3歳〜)1,000円 |
| 狩れる時期 | 2027年2月12日〜3月14日(開催予定) |
| 開園時間 | 受付開始後に公表 |
| 定休日 | 開催日のみ受付 |
| 狩り方 | 45分の収穫体験(一袋の詰め放題) |
| 予約 | 2026年9月時点で受付前 |
| アクセス | JR西焼津駅から車で11分 |
| 住所 | 焼津市大島1329 |
| 公式サイト | https://www.saitounouen-yaizu.com/ |
沼津・西浦|富士山と駿河湾を望む園
伊豆半島の付け根にあたる沼津市西浦は、江戸時代からみかんを育ててきた土地です。9月のうちから開く園があり、屋根付きの畑を持つ園もここにあります。
木負観光みかん園(沼津市西浦木負)
木負観光みかん園は、駿河湾ごしに富士山を望む沼津市西浦のみかん園です。1956年に開いた園で、今シーズンは9月19日に始まります。ここで挙げたなかでは、いちばん早く狩れる園です。
その畑はすべて平らな土地に作られていて、車いすやベビーカーでもそのまま進めます。坂を上り下りする場面がないので、転ぶ心配も小さいでしょう。バリアフリーのトイレもあるため、足元に不安のある家族と出かけるときの候補になります。
ただし入る畑は当日スタッフが決める仕組みで、こちらから指定はできません。駐車場から2分の畑もあれば、5〜7分歩く畑もあります。足元に不安があるときは、受付で近い畑を希望すると相談に乗ってもらえるでしょう。
屋根付きの畑もあるため、雨の日でも狩れることがあります。とはいえ屋根があるのは一部の畑で、荒れた日は屋根付きの畑も傘も使えなくなるかもしれません。雨の予報なら055-942-2589へ電話して、当日の様子を聞いてから出かけてください。
コースは3つで、時間はどれも90分です。入園と食べ放題だけのCコースが600円、1kgのお土産が付くBコースが1,100円、専用のかごに摘んで持ち帰れるAコースが1,800円。小学生以下は100円引きで、3歳以下は無料です。摘んだみかんを持ち帰るならAコースなので、お土産の形から先に決めておくと受付が早く終わります。
個人なら予約は要らず、受付は9時から16時まで。支払いはクレジットカードや交通系ICカード、QRコード決済も使えます。沼津駅南口の3番乗り場から木負農協行きのバスに乗り、木負農協停留所で降りれば着くので、車がなくても行けます。
| 料金(大人) | 600円〜1,800円(3コース) |
|---|---|
| 料金(子ども) | 小学生以下は100円引き/3歳以下無料 |
| 狩れる時期 | 9月19日〜12月下旬 |
| 開園時間 | 受付9:00〜16:00 |
| 定休日 | 園に問い合わせ(055-942-2589) |
| 狩り方 | 90分の食べ放題(コースでお土産が変わる) |
| 予約 | 個人は不要(団体は要予約) |
| アクセス | JR沼津駅からバス、木負農協下車 |
| 住所 | 沼津市西浦木負216 |
| 公式サイト | https://kishomikanen.com/ |
伊豆と熱海のみかん狩りは別の記事にまとめています
静岡のみかん畑は伊豆にも多く、伊東市の宇佐美地区や東伊豆町には園が集まっています。9月下旬から開く園があるうえ、温州みかんが終わっても甘夏やニューサマーオレンジに切り替えて春まで続く園もあるため、狩れる期間はこの記事で紹介した園より長くなります。
そのため、9月に出かけたいときや、2月から先に狩りたいときは、伊豆にも行き先があります。熱海や伊東、東伊豆へ足を延ばすつもりなら、園ごとの料金と品種をまとめた記事がありますので、そちらから見てください。

行く園を1つに決める3つの見方
どの園もみかんを収穫して味わえる点は同じでも、開く時期も、畑の足元も、持ち帰れる量も違います。迷ったときは、次の3つを順に当てはめてみてください。
行ける日を先に決めて、その日に開く園まで絞ろう
静岡は園ごとに開く時期がずれているので、日程が動かせないなら、そこから絞るのがいちばん早い方法です。9月に入れるのは、ここで挙げたなかでは沼津の木負観光みかん園。10月に入ると静岡市の鈴木農園と浜松のとくら園が加わり、11月はカネカみかん狩り園も開きます。反対に11月いっぱいで浜松の畑は締まり、2月から3月に狩るなら焼津のさいとう農園が候補になるでしょう。なお9月に出かけたい人や、2月から先に狩りたい人には、伊豆に別の行き先があります。連休や週末に合わせて動くなら、10月下旬から11月上旬がいちばん選択肢の多い時期です。
畑の足元を、いっしょに行く人と照らしておこう
みかんは水はけのよい斜面で育つため、園によっては坂を上ることもあるでしょう。カネカみかん狩り園の畑には坂があるので、歩きやすい靴が要ります。反対に木負観光みかん園は畑がすべて平らで、バリアフリーのトイレもそなえています。ただし入る畑は当日スタッフが決めるため、足元に不安があるなら受付で相談してください。とくら園は駐車場の隣が平らですが、園はそこから高台まで続いていて、トイレは仮設です。車いすで行くなら事前の電話が要ります。鈴木農園も平地の農園で、ベビーカーや車いすで入れます。焼津のさいとう農園は畑での収穫体験なので、車いすやベビーカーで行くつもりなら、先に070-8394-6869へ様子を聞いてから決めましょう。
みかんを持ち帰るかどうかで料金の中身を比べよう
入園料だけを並べると600円から2,000円まで開きがありますが、中身がそろっていません。とくら園とカネカみかん狩り園の1,500円には1kgのお土産が最初から含まれ、木負観光みかん園は食べ放題だけのCコースなら600円、専用のかごに摘んで帰るAコースなら1,800円と、持ち帰る量で値段が変わります。鈴木農園は2025年のシーズンで中学生以上600円、お土産を付けるなら500円を足す形でした。焼津のさいとう農園の2,000円は、45分で一袋を詰めて持ち帰る体験の代金です。つまり、家に持ち帰る量を先に決めてしまえば、どの園が自分に合うかは自然に決まります。
みかんの実りは年ごとの天気に左右されるため、開園日も終わりの日も動きます。日程を決めたら、園に電話をして畑の様子を聞いておくと安心です。
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