神奈川のみかん狩りというと小田原や湯河原が浮かびますが、横浜市内にも、伊勢原にも、三浦半島にもみかん園があります。しかも開く時期は園によってかなり違い、伊勢原には9月中旬から極早生みかんを狩れる園があります。横浜にいたっては、3月に湘南ゴールドを狩れる園まであるのです。
この記事でまとめたのは、横浜市・伊勢原市・横須賀市の5園です。狩れる時期と品種、入園料、予約の要否、駅からの行き方を園ごとに並べました。そのため出かけたい時期からでも、家族の人数と予算からでも決められます。
入園料は750円からで、園によっては入園料にお土産が含まれています。そのため持ち帰る分まで足して比べると、見かけほどの差にはなりません。
横浜・伊勢原・横須賀のみかん狩り5園 一覧
まず5園を、開く時期が早い順に並べます。9月中旬から3月下旬までばらけていて、同じ週に全部が開いているわけではありません。そのため行きたい日が決まっているなら、狩れる時期の列から絞り込むのがいちばん早い方法です。
| 園名 | 場所 | 狩れる時期 | 大人の入園料 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 三岳園 | 伊勢原市善波 | 9月中旬〜2月ごろ | プランごとに設定 | 必要 |
| 汲沢オレンジファーム | 横浜市戸塚区 | 10月3日〜11月中旬ごろ | 800円 | 30名未満は不要 |
| 津久井浜観光農園 | 横須賀市津久井 | 10月下旬〜11月末 | 1,200円 | 当日、現地案内所へ |
| 福田みかん園 | 横須賀市須軽谷 | 10月下旬〜12月上旬 | 750円 | 土日祝は不要 |
| FRUIT PARK YOKOHAMA 芝口果樹園 | 横浜市戸塚区 | 10月下旬〜12月上旬 3月上旬〜下旬 | 1,600円 | 土日祝は不要 |
この5園のうち、9月に狩れるのは三岳園、3月に狩れるのは芝口果樹園だけです。10月下旬から11月中旬にかけては5園とも開いているため、この時期なら料金や行き方で選べます。
県西部の小田原・湯河原は入園料が300〜500円と安めです。ただし持ち帰りが別料金だったり農園まで自家用車で入れなかったりと、仕組みそのものが違います。そちらは別の記事にまとめました。

横浜市|戸塚区に2園
横浜市が案内している収穫体験農園は94か所あり、品目にミカンが入っているのは8か所です。ここでは戸塚区の2園を取り上げます。どちらも狩れる時期と料金が決まっているので、予定を立てやすい園です。
1. FRUIT PARK YOKOHAMA 芝口果樹園(横浜市戸塚区)
FRUIT PARK YOKOHAMA 芝口果樹園は、ぶどうから梨、みかんまで夏から春まで途切れずに収穫できる戸塚区の果樹園です。みかんは秋と春の二回あって、10月下旬から12月上旬は宮川早生と大津、3月には不知火と湘南ゴールドを狩れます。つまり秋に行きそびれても、春にもう一度チャンスがあるということ。
入園料にはお土産が含まれていて、それ以上に持って帰りたい分は1kg 500円で量ってもらえます。土日祝は予約なしで入れます。平日にみかんを狩るときは予約を求められることがあるので、出かける前に園へ確かめておくと安心です。車なら駐車場が50台分あり、電車の場合は戸塚駅の西口バスターミナルから藤沢駅行きのバスに乗って影取で降ります。なお藤沢駅から乗るほうが本数は多いので、都心から向かうなら藤沢まわりも選択肢に入ります。
| 料金 | 大人1,600円/子ども1,200円 |
|---|---|
| 狩れる時期 | 10月下旬〜12月上旬、3月上旬〜下旬 |
| 開園時間 | 10:00〜16:00 |
| 営業日 | 不定休 |
| 予約 | 土日祝は不要/平日は事前に確認 |
| アクセス | 戸塚駅からバス、影取下車 |
| 住所 | 横浜市戸塚区影取町146 |
| 公式サイト | https://www.s-kajuen.com/ |
2. 汲沢オレンジファーム(横浜市戸塚区)
汲沢オレンジファームは、ゴルフのショートコースだった土地をそのままみかん園にした、園内が一面芝生の農園です。みかん畑は斜面にあることが多いのですが、ここは全体的にフラットなのでベビーカーや車いすでも入れます。芝生にレジャーシートを広げてお弁当を食べられるので、みかんを狩ったあとものんびり過ごせます。
2026年は10月3日から11月中旬ごろまでの開園で、営業するのは水・土・日・祝の週4日だけです。しかも雨の日はすべて休みになるので、出かける前に天気を見ておくと空振りしません。30名未満なら予約なしで行けますし、横浜市営地下鉄の踊場駅から歩いて20分ほどなので電車でも向かえます。園がすすめているのは地下鉄などの公共交通機関で、自転車での来園も可能です。
| 料金 | 小学生以上800円/4〜5歳400円 |
|---|---|
| 狩れる時期 | 2026年10月3日〜11月中旬ごろ |
| 開園時間 | 受付10:30〜15:00 |
| 営業日 | 水・土・日・祝(雨天は休み) |
| 予約 | 30名未満は不要 |
| アクセス | 踊場駅から徒歩約20分 |
| 住所 | 横浜市戸塚区汲沢5-35-5 |
| 公式サイト | https://www.gumisawa-orangefarm.com/ |
伊勢原市|大山のふもとに10園
伊勢原は大山のふもとから国道246号沿いにかけて、みかん園が広がる産地です。もぎ取りができる園としては、JA湘南が10園を案内しています。10園とも10月中旬から12月上旬が収穫期で、連絡先はいずれも園の電話番号です。ここでは、今季の開園日と予約方法を公表している三岳園を紹介します。
3. 三岳園(伊勢原市善波)
三岳園は、晴れた日に相模湾を見渡せる山の中腹で、1ヘクタールに約900本のみかんを育てている農園です。2026年は9月19日に極早生みかんで開園し、10月からは早生の宮川早生、早生が少なくなると青島みかんの畑も開けてくれます。9月から狩れる園は神奈川ではめずらしいので、秋の入り口を先取りしたい人向きです。
みかん畑は案内所から100m・300m・800mの3か所に分かれています。眺めのよい山の上の畑までは、約800m・標高差150mを15分ほどかけて登ります。時間や足元が気になるなら、受付でふもとの畑を希望することもできます。畑へ向かう道は公道ですから、子ども連れなら車の行き来に気をつけて歩きましょう。
木曜が定休で、営業時間は土日祝が9時から、平日は9時半からの16時までです。予約はネット予約だけを受け付けているので、思い立った当日に立ち寄る使い方はできません。しかもみかん狩りの時期は駐車場も予約した人だけが使えるため、車で向かうなら駐車場の枠まで押さえておきましょう。電車なら小田急線の鶴巻温泉駅からバスに乗り、坪ノ内で降りて徒歩5分です。
| 料金 | プランごとに設定(お土産約1kg付き) |
|---|---|
| 狩れる時期 | 9月中旬〜2月ごろ |
| 開園時間 | 土日祝9:00〜16:00/平日9:30〜16:00 |
| 営業日 | 木曜定休 |
| 予約 | ネット予約のみ |
| アクセス | 鶴巻温泉駅からバス、坪ノ内下車 |
| 住所 | 伊勢原市善波468 |
| 公式サイト | https://www.mitake-en.jp/ |
横須賀市|三浦半島の2園
三浦半島は気候が温暖な土地で、みかんのほかにいちごやさつまいもの狩り場もあります。ただしみかんを狩れる期間は短めで、11月いっぱいで店じまいする園があります。どちらも同じ横須賀市内ですが、2園は規模も料金もずいぶん違う園どうしです。
4. 津久井浜観光農園(横須賀市津久井)
津久井浜観光農園は、ツツジで知られる武山のふもとに広がる大型の観光農園です。いちご狩りやさつまいも掘りも同じ農園で行われていて、案内所では農家がつくった野菜や漬物、ジャムも売っています。みかんを狩ったあとに直売所をのぞいて帰る、という半日の使い方ができる場所です。
入園料は小学生以上が1,200円、3歳以上の幼児が600円で、園内は食べ放題です。お土産は別に買う形なので、たくさん持ち帰りたい人は多めに予算を見ておきましょう。なお開園日と入園料はシーズンごとに園が改めて案内するため、出かける前に確かめておくと確実です。京急の津久井浜駅から徒歩20分ですが、期間中は送迎バスが出ています。駐車場は60台分あって無料です。ペットの同伴はできないので、犬と一緒に出かけたいなら次に紹介する福田みかん園のほうが向いています。
| 料金 | 小学生以上1,200円/3歳以上600円 |
|---|---|
| 狩れる時期 | 10月下旬〜11月末 |
| 開園時間 | 9:00〜15:00 |
| 営業日 | 開園期間中は毎日 |
| 予約 | 当日、現地案内所へ |
| アクセス | 津久井浜駅から徒歩20分 |
| 住所 | 横須賀市津久井5-15-20 |
| 公式サイト | https://ja-yokosukahayama.or.jp/tourism/ |
5. 福田みかん園(横須賀市須軽谷)
福田みかん園は、農薬をできるだけ使わずノーワックスで育てる、家族経営の小さなみかん園です。見た目はきれいにそろいませんが、味で選んでほしいというのが園の方針です。この5園でいちばん安く、中学生以上750円で園内が食べ放題になります。幼児は大人1名につき1名まで無料で、2人目からは1人500円です。
平坦な畑なので、車いすやベビーカーでもそのまま入れます。ペットは入園料なしで一緒に入れますし、お弁当や飲みものの持ち込みも自由です。しかも入園した人には大根などの野菜のおまけまで付きます。予約が要るのは平日だけで、土日祝はそのまま行って大丈夫です。送迎はないので、京急の三浦海岸駅からバスに乗って下の里で降り、そこから10分ほど歩くか、車で向かうかの二択になります。ただし駐車場には限りがあるので、人数が多いときは乗り合わせて向かいましょう。
| 料金 | 中学生以上750円/小学生・75歳以上650円 |
|---|---|
| 狩れる時期 | 10月下旬〜12月上旬 |
| 開園時間 | 10時ごろ〜15時ごろ |
| 営業日 | 開園期間中(雨天時は要確認) |
| 予約 | 土日祝は不要/平日は要予約 |
| アクセス | 三浦海岸駅からバス、下の里下車 |
| 住所 | 横須賀市須軽谷1223 |
| 公式サイト | http://fukudamikan.web.fc2.com/ |
行き先を決める3つの見方
5園ともみかんを狩れる点は同じでも、地形も足の便もお土産の扱いも違います。迷ったときは次の3つを順に見ていくと、自分に合う園が残るはずです。
畑が斜面かどうかを先に見ておこう
みかんは水はけのよい斜面で育てられることが多く、園内を歩くだけでもそれなりに体力を使います。小さい子どもや年配の家族と行くなら、平坦さを公表している園を選ぶと当日が楽です。汲沢オレンジファームは園内が一面の芝生でフラット、福田みかん園も平坦な場所にあります。三岳園は畑が3か所に分かれていて、案内所のそばのふもとの畑なら近い場所で狩れます。眺めのよい山の上の畑は約800m・標高差150mの登りになるので、どちらにするかは受付で伝えておきましょう。
電車で行くなら駅からの足を確かめておこう
この5園は、駅から歩ける園と、バスを1本はさむ園に分かれています。汲沢オレンジファームは踊場駅から徒歩20分、津久井浜観光農園は津久井浜駅から徒歩20分で、しかも期間中は送迎バスも走ります。一方で芝口果樹園と福田みかん園は駅からバスに乗る必要があり、三岳園も鶴巻温泉駅からバスです。バスの本数が1時間に1〜2本という区間もあるので、帰りの時刻まで先に調べておくと安心できます。
持ち帰る分まで足して料金を比べよう
入園料だけを見ると倍以上の差がありますが、中身がそろっていません。芝口果樹園の1,600円にはお土産が含まれていて、追加分だけが1kg 500円です。三岳園もお土産約1kgが付く形で、料金はプランごとに決まっています。一方の福田みかん園は入園料にお土産が入らないかわりに、持ち帰りが1kg 360円と安く設定されています。汲沢オレンジファームは2kg詰め放題の袋が700円です。つまり持ち帰る量を先に決めてしまえば、どの園がいちばん安く済むかは自然に決まります。
まとめ|目的別の選び方
- 9月に狩りたい → 三岳園(伊勢原市・2026年は9月19日開園)
- 3月に狩りたい → FRUIT PARK YOKOHAMA 芝口果樹園(湘南ゴールドと不知火)
- 安く済ませたい → 福田みかん園(中学生以上750円)
- ベビーカーや車いすで行く → 汲沢オレンジファーム(園内は一面の芝生)
- 直売所も一緒に楽しみたい → 津久井浜観光農園(案内所で野菜や漬物も販売)
開く時期は毎年の色づき具合で前後します。とくに10月上旬と12月は園によって開いていたり閉じていたりするので、その時期に行くなら出発前に各園へ確かめてください。
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