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関東の梨狩り49園|食べ放題があるのは3県。6都県の料金と狩れる時期

8月の梨狩りのイメージ 梨狩り
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関東で梨狩りに行くなら、県を先に決めると迷いません。というのも、同じ「梨狩り」でも払い方が県ごとに違っていて、茨城は入園料770円だけで1時間食べ放題、千葉と埼玉はもいだ分を量って買い取る量り売りが中心だからです。

この記事では、関東6都県で梨狩りができる49園を数え、県ごとに料金・狩れる時期・予約の要否をまとめました。今週末に出かけたい人にも、10月まで待てる人にも、行く週と予算を先に決められるようにしています。

関東で梨狩りができる49園|県別の内訳

49園のうち半分以上が千葉に集まっています。ただ、園の数がそのまま選びやすさになるわけではなく、料金の型と開いている時期のほうが行き先を決めます。まずは県ごとの内訳を見比べてみてください。

都県狩れる園料金の型狩れる時期
千葉25園食べ放題と量り売り8月上旬〜10月上旬
茨城10園入園料770円の食べ放題8月上旬〜10月中旬
埼玉9園量り売り8月上旬〜10月下旬
栃木2園個数制と量り売り8月下旬〜11月中旬
神奈川2園量り売り8月上旬〜9月中旬
群馬1園食べ放題と量り売り8月中旬〜10月中旬
関東6都県で梨狩りができる園の数・料金の型・狩れる時期

千葉に25園あるといっても、県内の梨園を全部足した数ではありません。松戸市の観光梨園41園のうちもぎ取りを受け付けているのは11園、市川市の大町梨街道に並ぶ52園では4園、鎌ケ谷市の20園では4園です。関東の梨は狩る産業ではなく売る産業として育ってきたので、産地の大きさと狩れる園の数はつながっていません。だから産地まで行けばどこかで狩れると考えて出かけると、直売所ののぼり旗を延々と通り過ぎることになります。

料金の型は、当日の支払総額をまるごと変えます。同じ「大人1,500円」でも、食べ放題なら持ち帰りが別料金、量り売りなら入園料のほかに1kgあたりの単価がかかります。果物狩り全般の相場は、こちらでも産地ごとに比べています。

フルーツ狩りの料金は果物で仕組みが違う|9産地の実額で比べました
フルーツ狩りの料金は、果物ごとに仕組みそのものが違います。さくらんぼは1,800円からの食べ放題、梨は入園無料+1kg480円の量り売り、群馬・沼田のりんごは入園料500円+買い取り。8種類の相場を3つの料金の型で読み解きます。

千葉|狩り方が3つに分かれる25園

千葉の梨狩りは、入園食べ放題・もぎ取り量り売り・詰め放題の3つに分かれます。この3つは料金の考え方がまったく違うので、園名より先に「どの狩り方をしたいか」を決めておくと選びやすくなります。代表的な8園を、狩り方と料金で並べました。

農園狩り方料金
初清園松戸市90分の入園食べ放題小学生以上1,800円〜
小川園鎌ケ谷市入園食べ放題(時間無制限)小学生以上1,600円
石井テル園鎌ケ谷市90分以内の食べ放題電話で確認
山口園鎌ケ谷市食べ放題・もぎ取り・詰め放題食べ放題1,400円
むつみ石井梨園松戸市食べ放題大人1,600円
高松園松戸市もぎ取り量り売り入園無料+1kg850円
高代園松戸市もぎ取り量り売り入園無料+1kg950円
小川梨園白井市入園料と量り売り入園200円+1kg850円〜
千葉で梨狩りができる主な8園の狩り方と料金
ネット予約できる園を先に確かめる

しかも、駅から歩いて行ける園がいちばん多いのも千葉です。鎌ケ谷の小川園はくぬぎ山駅から徒歩3分、山口園は北初富駅から徒歩5分で、初清園もくぬぎ山駅から徒歩8分。松戸では六実駅の周りにむつみ石井梨園と野口農園の2園があるので、車がなくても梨園にたどり着けます。

いっぽうで、8月上旬に幸水を狩ろうとすると急にむずかしくなります。鎌ケ谷市観光農業組合は梨狩りを豊水からとしていますし、千葉市のペアー・フォレストは豊水だけが狩れて、幸水と新高は直売にまわります。8月上旬に幸水を狩れるのは、白井市の小川梨園と松戸市のヤマト印梨園の2園なので、お盆前に行くならこの2園から当たるのが早道です。

千葉の市ごとの内訳
  • 松戸市観光協会 11園——もぎとり可の11園は量り売りが中心で、食べ放題はむつみ石井梨園だけ。ほかに2園が「要確認」です
  • 鎌ケ谷市観光農業組合 4園——4園とも入園食べ放題で、狩れるのは豊水から。料金は園ごとに違うので、行く園の額を先に見ておきましょう。初清園だけ松戸市内にあります
  • 大町梨業組合(市川市) 4園——すべて大町。大彦園だけネットから予約できます
  • 千葉市 3園——高根ぶどう園が例年8月1日開園と県内でも早いです
  • 白井市・八千代市・船橋市 各1園——八千代のマルナカ梨園は12品種

このうち料金と行き方まで1園ずつ確かめた11園は、県別の記事に並べてあります。

千葉の梨狩り11園|食べ放題は鎌ケ谷、量り売りは松戸に集まります
千葉県で梨狩りができる11園を、松戸市・鎌ケ谷市・白井市の3エリアで比べました。入園食べ放題は鎌ケ谷まわりの4園、もいだ分の量り売りは松戸の6園。食べ放題1,400円から、量り売りは1kg850円から。駅から歩ける5園もまとめています。

市ごとに絞って探すなら、こちらから。松戸は駅からのバス路線、鎌ケ谷は駅ごとの回り方、市川は梨街道の使い方まで書いています。

松戸の梨狩りは41園中11園だけ|量り売りは1kg850円から。食べ放題は1園
松戸市観光梨園組合連合会の41園のうち、梨もぎができるのは11園だけ。もぎ取りが始まる日は8月5日から9月1日までばらけています。量り売りが基本で1kg850〜1,100円、食べ放題は1園のみです。
鎌ケ谷の梨狩りは19園中5園だけ|残り14園は直売所。駅ごとの回り方
鎌ケ谷市観光農業組合の20園のうち、梨狩りができるのは5園だけ。残りは直売所です。中沢地区の6園はすべて直売のみ。小川園はくぬぎ山駅から徒歩3分で、梨狩りは豊水が始まる8月下旬からです。
市川の梨狩りは52園中5園だけ|大町梨街道は買いに行く街道です
大町梨街道に並ぶ梨屋のうち、もいで採れるのは5園だけです。5園の住所と電話、名前がよく似た2つの伊藤園の見分け方、ネットで予約できる園、8月上旬に行っても狩れない理由、残る直売所の使い方まで案内します。
千葉市・八千代・白井の梨狩り5園|狩れる時期が園ごとに違います
千葉市公式の観光農園26園をすべて確認すると、梨のもぎ取りができるのは3園。八千代・白井を足して5園です。8月上旬から狩れるのは高根ぶどう園と小川梨園の2園だけ。幸水は狩れず豊水だけの園もあります。

茨城|10園がかすみがうら市に集まり、7園が同じ770円

茨城で狩れる10園は、すべてかすみがうら市にあります。常磐自動車道の千代田石岡インターの周辺にまとまっているので、1日で2園を回ることもできます。入園料は1時間の食べ放題で、7園が770円でそろいます。

農園入園料(大人)梨狩りの時期
福田グリーン農園8月21日〜 770円
8月5日〜20日 990円
8月中旬〜10月中旬
安田果樹園770円8月10日頃〜10月10日
かやば観光農園770円8月中旬〜10月中旬
チヨダ園芸770円8月10日頃〜10月10日
武田栗園770円8月10日頃〜10月中旬
前川果樹園770円8月10日頃〜9月30日
グリーンフルーツ770円8月10日頃〜10月10日
岡野果樹園800円2026年は8月22日から
からたち園900円2026年は8月29日から
ひたちの苑電話で確認電話で確認
茨城で梨狩りができる10園の入園料と梨狩りの時期

770円の7園は、千代田果樹観光協会という同じ組織に加盟しています。協会の決めた入園料で受け入れているため、7園のあいだで料金を見比べる必要はほとんどありません。いっぽう、残る3園は自分で料金を決めています。いちばん高いからたち園でも、770円との差は130円しかありません。ただし、からたち園が毎日開くのは9月19日からで、それより前は土日だけです。茨城では料金より「いつ行くか」と「どの品種を狩りたいか」で選ぶほうが満足度が上がります。

持ち帰る分は8月20日で単価が変わる

入園料に含まれるのは園内で食べる分だけで、持ち帰りは1kgあたり600円から1,000円が別にかかります。千代田果樹観光協会は8月20日までを800円から、それ以降を600円からとしていて、福田グリーン農園も同じ日付で入園料を990円から770円へ切り替えます。たくさん持ち帰るつもりなら、8月下旬以降のほうが安く済みます。

茨城で梨をつくっているのはかすみがうら市だけではありませんが、水戸市や常陸太田市で楽しめるのは直売所や庭先での購入です。なお、常陸太田市には観光梨園が約50軒あるものの、庭先販売が主体で、市が公開している一覧の11園はどこも果物狩りをしていません。10園それぞれの品種や設備は、県別の記事で1園ずつ比べています。

茨城の梨狩り10園|入園料770円が7園。水戸市の9園は直売です
茨城県の梨は、出荷量が千葉県に次ぐ全国2位です。狩って食べられる園はかすみがうら市の一帯に集まっていて、そこまで行けば10園から選べます。入園料は1時間の食べ放題で770円が7園、800円と900円が1園ずつ。ほとんどの園が同じ値段なので、...
ネットで予約できる園を確かめる

埼玉|9園すべてが量り売り。彩玉は埼玉だけの品種

埼玉の9園には、時間制の食べ放題がひとつもありません。そのかわり持ち帰りの単価をはっきり出している園があり、いちばん安い深谷の県農林公園が1kg600円、いちばん高い飯能の保谷農園が1kg800円です。入園料と1kg単価を合わせてから並べると、同じ量を採っても数百円変わります。なおこの9園に、日程しだいで梨狩りに応じてもらえる東松山・東平の上田梨栗園を加えると10か所になります。

農園入園料持ち帰り
埼玉県農林公園深谷市なし(駐車場も無料)品種により1kg600〜700円
松川梨園桶川市大人400円・子ども200円(3〜12才)全品種1kg700円
保谷農園飯能市記載なし1kg800円
なしやさん東松山市記載なし記載なし(園へ要確認)
森田果樹園春日部市1,200円に1kg分込み超過分は別途
田口良梨園春日部市電話で確認電話で確認
島村農園桶川市電話で確認電話で確認
小島農園桶川市電話で確認電話で確認
白根農園桶川市電話で確認電話で確認
埼玉で梨狩りができる9園の入園料と持ち帰りの単価|出典:埼玉県農林公園・松川梨園・保谷農園・なしやさんは各園の公式サイト、森田果樹園と春日部・桶川の各園は埼玉県公式観光サイト「go!go!埼玉」(2023年7月20日〜8月16日更新)。2026年9月9日確認。所沢の観光 北田園は同サイトに梨狩り園として載っていますが、園の公式サイトには「本年2024年の梨狩りはありません」とあり、2026年の新着8件も梨に触れていないため外しました
予約できる園の空き状況を見る

1kg単価だけを並べると深谷の県農林公園がいちばん安いのですが、ここは実った品種が出るたびに数日だけ開く収穫体験なので、行ける日が合うかどうかで決まります。日を選べないなら、期間中ずっと開いている園から選ぶことになります。大人2人で4kg持ち帰るとして、県農林公園は9月11日から始まる新高が1kg600円なので2,400円、飯能の保谷農園は入園料の記載がないため梨の代金だけの3,200円、桶川の松川梨園は入園料が2人分かかって3,600円です。入園料は人数に、1kg単価は重さに比例するので、大人数で少しだけ採る日ほど入園料の差が効いてきます。

品種の一覧を見ていくと、彩玉(さいぎょく)という名前が繰り返し出てきます。これは埼玉県が育成した品種で、深谷の県農林公園・松川梨園・保谷農園・なしやさん・森田果樹園・田口良梨園の6か所が扱っています。店頭に並ぶのは幸水・豊水・新高が中心なので、産地まで来たときにしか出会いにくい梨ということになります。なお、桶川の4園のうち松川梨園は予約が要りませんが、島村農園・小島農園・白根農園は事前の電話が必要なので、行く日が決まったら先に連絡しておきましょう。

埼玉の梨狩り10か所|持ち帰りは1kg600〜800円。東松山は1園を除き休止です
埼玉で梨狩りができる9園を、入園料と1kgあたりの持ち帰り価格で比べました。1kg480〜700円で、入園料を足すと安い順が変わります。埼玉だけの品種「彩玉」が狩れる園、電話が要る園、8月上旬から始まる園も分かります。

栃木|関東でいちばん遅い11月中旬まで狩れる

栃木は始まりが遅いぶん、終わりも遅い県です。ほかの県が10月上旬から中旬で終わるのに対し、栃木市のいわふねフルーツパークは11月中旬まで開いています。狩り方も個数制なので、関東のほかの県とは料金の考え方が変わります。

農園料金梨狩りの時期
いわふねフルーツパーク栃木市2玉狩りと試食で1,100円2026年は8月29日から11月中旬
フルーツパーク古賀志宇都宮市1kg900円2026年は8月22日から9月末
栃木で梨狩りができる2園の料金と時期

いわふねフルーツパークは予約制で、10時・11時・13時・14時の4回に分けて案内しています。園内にいる時間は30分で、試食のあと豊水とあきづきなら2玉、にっこりなら1玉を摘み取って持ち帰る形です。にっこりは栃木県が生んだ大玉のブランド梨で、10月上旬から11月中旬まで残ります。秋のドライブに合わせるなら、11月中旬まで開いているこの園が候補になります。

宇都宮のフルーツパーク古賀志は、古賀志山のふもとに広がる4代続く観光農園です。梨が5種類、りんごが8種類、ぶどうが3種類そろっていて、梨は1kg900円の量り売り。9時から16時30分まで期間中は無休で、駐車場は約50台が無料です。さらに梨のあとは10月上旬からりんご狩りに切り替わるので、秋に2回訪ねる予定も立てられます。

電話で受け付けている栃木の梨園

栃木県が梨の農園として案内している園は、上の2園のほかに5つあります。料金は電話で確かめる形なので、行く日が決まったら先に問い合わせておきましょう。

  • 金田果樹園(芳賀町祖母井)——8月〜11月/028-677-1429
  • 島田梨園(宇都宮市氷室町)——8月〜11月/028-667-1622
  • 生井果樹園(芳賀町給部)——8月〜11月/090-5553-8656
  • 山口果樹園(宇都宮市上籠谷町)——8月〜/028-677-0523
  • 佐野フルーツライン(佐野市上羽田町・下羽田町周辺)——8月〜11月/0283-23-4036

10月中旬になると、栃木でも茨城でも柿が始まります。梨のあとに続けて出かけるなら、狩れる品種を先に確かめておくと選びやすくなります。

全国の柿狩り20園|富有柿が狩れない園もある。料金は食べ放題と量り売り
柿は9月下旬から狩れます。西村や松本といった早生の甘柿から始まり、10月に太秋、11月に入ると富有柿へと主役が入れ替わっていきます。ところが、柿狩りの一覧に名前が載っている園が、そろって狩らせてくれるわけではありません。石岡市の柿の果樹園1...

神奈川|横浜と茅ヶ崎の2園、もいだ分だけの量り売り

神奈川では、横浜と茅ヶ崎の2園がもいだ分だけを買い取る量り売りで受け入れています。梨の時期は9月中旬までと関東のなかでは短いので、9月に入ったら日程を急いだほうが確実です。

農園持ち帰り梨狩りの時期
FRUIT PARK YOKOHAMA 芝口果樹園横浜市戸塚区1kg1,300円2026年は8月8日から9月中旬
観光農園 鈴木園茅ヶ崎市幸水1kg800円
豊水・菊水1kg700円
2026年は8月19日から9月上旬
神奈川で梨狩りができる2園の持ち帰り単価と時期

芝口果樹園は予約なしで入れるのがありがたいところです。JR戸塚駅の西口から藤沢駅行きのバスに乗り、「影取」で降りて徒歩3分。筑水から香麗まで8品種が入れ替わるので、行く週によって狩れる梨が変わります。しかも駐車場は50台あり、ベビーカーや車いすでも回れて、ペットを連れて入ることもできます。

茅ヶ崎の鈴木園は、低樹高栽培で園内が平坦です。小さな子どもでも自分の手が届く高さに梨がなっているので、家族で行くならこちらが向いています。そのうえ入園料も駐車場も無料で、かかるのは持ち帰る分だけ。近くに県立の里山公園があるので、狩ったあとに歩く時間もつくれます。休園日が月曜と金曜なので、行く曜日だけは先に確かめておきましょう。

群馬|平日なら時間制限なしで食べ放題

群馬では、高崎市の里見地区にある堀口農園で梨を狩れます。榛名山のふもとで育つ「里見梨」の産地にあり、昭和29年に梨を植えたあと、里見で最初に梨狩りの観光農園を始めた園です。2026年は8月11日に開園し、10月中旬まで開いています。

住所高崎市上里見町944-1
電話027-374-6174
入園料中学生以上1,000円/3歳〜小学生900円
持ち帰り1kg800円(幸水・豊水・二十世紀など)
大玉の持ち帰り1kg900円(愛宕・新雪・王秋)
時間制限土日祝は1時間/平日はなし
開園時間9時〜17時(入園は16時まで・シーズン中無休)
梨狩りの時期8月中旬〜10月中旬
公式サイトhttp://horiguchi-nouen.sakura.ne.jp/
堀口農園(高崎市)の基本情報

時間制限があるのは土日祝だけで、平日なら時間を気にせず梨棚の下で過ごせます。お弁当を持ち込めるので、昼をはさんで長居することもできます。ただし入園には1人1kg以上のもぎ取りが条件になっていて、その分は入園料とは別に量り売りで精算します。子ども用の脚立が用意されているのも、小さな子を連れて行くときには助かるところです。

場所はJR高崎駅の西口からバスで約40分、国道406号を榛名山のほうへ進んだ上里見の交差点のそばです。伊香保温泉へ向かう道の途中なので、温泉と組み合わせて回ることもできます。大型バスが5〜6台停まれる駐車場があり、団体でも入れます。

行く週を決めてから県を選ぼう

ここまで見てきたとおり、狩れる県は週ごとに入れ替わります。園名から選ぶよりも、行ける週を先に決めてから県を絞るほうが空振りしません。時期ごとに、どこが開いているかを整理しておきます。

8月上旬から狩れるのは4県

夏休みのうちに行きたいなら、茨城・千葉・埼玉・神奈川の4県が候補になります。茨城は安田果樹園とチヨダ園芸が8月10日ごろから、福田グリーン農園は8月中旬から。千葉は千葉市の高根ぶどう園が例年8月1日開園で、白井の小川梨園が8月上旬から。埼玉は春日部の森田果樹園と田口良梨園が幸水を8月上旬から扱い、神奈川の芝口果樹園は2026年8月8日に開園しました。

お盆に合わせるなら、松戸のヤマト印梨園が8月5日、むつみ石井梨園と平左ェ門園が8月16日から。群馬の堀口農園も8月11日に開いています。松戸41園のうちお盆に狩れるのは3園だけなので、この週に行くなら園を先に押さえておくのが確実です。

9月はどの県でも選べる

9月に入ると、6都県すべてで狩れるようになります。豊水が出そろうので、鎌ケ谷の4園も市川の大町も動き出し、千葉市のペアー・フォレストは9月上旬から中旬の2週間だけ豊水を開けます。栃木のいわふねフルーツパークは豊水とあきづき、茨城では9月に恵水やかおりといった、店頭ではまず見かけない品種に当たることがあります。

10月中旬まで狩れるのは茨城・栃木・群馬が中心

10月中旬まで開いているのは、茨城の福田グリーン農園・武田栗園・グリーンフルーツ、栃木のいわふねフルーツパーク、群馬の堀口農園です。品種は新高から新興、にっこりへと大玉に移っていきます。埼玉でも、桶川の松川梨園が10月12日まで、飯能の保谷農園が新興を10月上旬から下旬まで扱っていて、この2園が県内でいちばん遅くまで残ります。10月に行くなら、開いている園がぐっと減ることを見込んで日を決めましょう。

品種ごとの食べごろと、月別に狩れる園はこちらでも整理しています。

梨狩りの時期は8月上旬〜10月中旬|幸水が狩れない園が多いという落とし穴
梨狩りのシーズンは8月上旬から10月中旬まで。ただし人気の幸水は梨狩りの対象外という園が少なくありません。品種別の収穫時期と大きさ、畑でもげない品種がある点まで整理しました。
9月に梨狩りができる関東の農園|9月にしか狩れない園が2つあります
9月は関東の梨狩りがもっとも充実する月です。豊水→あきづき→新高と品種が入れ替わり、行く週で狩れる園が変わります。ペアー・フォレスト、長吉園、観光 北田園の3園は9月にしか開きません。幸水は9月には終わっています。
10月に梨狩りができる関東の農園|主役は新高と新興。終わる日が決まっています
10月の梨狩りは園がどんどん閉じていく月です。主役は新高と新興で、幸水も豊水も終わっています。中旬まで残るのは市川の大重園と春日部の田口良梨園。多くの園は10月上旬で終了し、しかも「売り切れ次第」なので電話確認が要ります。

一覧に名前があっても、いまは直売に切り替えている園

梨園の一覧やまとめ記事には、いま梨狩りをしていない園の名前も残っています。次の6か所は直売やほかの果物に切り替えているので、狩るのが目的なら上の表から選びましょう。

いま梨は直売で買える6か所
  • 矢口果樹園(かすみがうら市)——フルーツ狩りを休み、梨は直売とオンラインショップで販売
  • さんろく果樹園(かすみがうら市)——梨は直売所での販売。ぶどう狩りは続き、2026年は8月22日から巨峰
  • 東平地区(東松山市)——約20か所の農園が直売所で梨を販売。2026年の梨狩りは受付なし
  • フルーツパーク長後(藤沢市)——2026年の梨狩りは受付終了。売店で秀玉やあきづきを販売
  • 梨の伊藤園(市川市大町)——高温障害を理由に梨狩りを一時中止。直売とネット発送は続いています
  • 初梅園(鎌ケ谷市)——2026年の梨狩りは未定のまま。豊水の直売とぶどう狩りは開いています

梨狩りの日程は、その年の実りぐあいと天候で毎年動きます。行く日が決まったら電話を1本入れておくと、当日の空振りをほぼ防げます。

よくある質問

県をまたいで探すときに出てくる、ふたつの疑問をまとめました。

Q
ペットと一緒に入れる梨園はありますか?
A

4園あります。茨城のかすみがうら市では岡野果樹園とからたち園が愛犬を連れたままの梨狩りを受け入れていて、神奈川の芝口果樹園(横浜市戸塚区)もペット可です。千葉では松戸の野口農園が同伴を認めていますが、種類を問わず園内はペットカートに乗せたままという決まりがあります。ほかの園は可否を公表していないので、連れて行くなら電話で確かめてから向かってください。

Q
ベビーカーや車いすで回れる梨園はどこですか?
A

茨城の福田グリーン農園は園内の段差をなくしてあり、身障者用トイレもそろっています。神奈川の芝口果樹園はベビーカーと車いすの両方に対応し、茅ヶ崎の鈴木園は低樹高栽培で園内が平坦です。千葉では千葉中央観光農園にバリアフリートイレがあり、松戸のむつみ石井梨園と野口農園が車いすでの入園を受け入れています。

関東の外まで足をのばすなら、長野にも梨狩りができる園があります。9園を料金と時期で比べています。

長野の梨狩りおすすめ9選|南水はいつから?食べ放題と量り売りの料金差
長野の梨狩りは8月中旬から10月下旬まで。9園のうち7園が下伊那郡松川町にあります。90分1,200円の食べ放題、1,000円で時間無制限、入園料なしの量り売りまで、料金3タイプと南水が狩れる時期を一覧で整理しました。
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