栃木でいちご狩りといえば、真岡(もおか)です。いちごの作付面積が全国1位のまちで、市の公式サイトは「2位を大きく引き離してナンバーワン」と書いています。
ところが観光いちご園となると、栃木県農政部の一覧に載る真岡市内の園は4園。生産量の大きさに比べると、狩りに行ける園は多くありません。この記事では、その4園と、真岡がなぜ「日本一のいちごのまち」なのかをまとめました。
- 真岡のいちご生産の規模(作付面積・農家数・生産量・販売額)
- いちご狩りができる4園の品種・予約条件
- 2027年シーズンの日程がいつ発表されるか
- 幻のいちご「とちひめ」が狩れる園
真岡は「作付面積が全国1位」のいちごのまち
真岡市の公式サイトによると、2023年産の数字はこうです(JAはが野調べ)。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 作付面積 | 約130ヘクタール |
| 農家数 | 400軒以上 |
| 年間生産量 | 約6,800トン超 |
| 販売額 | 約86億8,000万円 |
同サイトは「真岡市のいちご作付け面積は2位を大きく引き離してナンバーワンを誇っています」とし、さらに「50年以上連続いちご生産量1位を誇る『いちご王国栃木県』において、真岡市は一番の生産量で主幹を担っています」と説明しています。
品質面でも、「いちご王国グランプリ」の最高賞(農林水産大臣賞)を全13回中6回受賞しています。
400軒以上の農家がいちごを育てていますが、栃木県農政部の観光いちご園一覧に載る真岡市の園は4園です。ほとんどは出荷用の栽培で、観光いちご園として一般開放しているのは一部にすぎません。「産地だからどこでも狩れる」ではない点に注意してください。
真岡のいちご狩り4園【一覧】
| 農園名 | 所在地 | いちご狩りの品種 | 予約 | 電話 |
|---|---|---|---|---|
| JAはが野井頭観光いちご園 | 真岡市上大田和3006 | とちおとめ、とちあいか | 15名以上要 | 0285-81-1141 |
| 小島農園 | 真岡市阿部品240-1 | とちおとめ、スカイベリー、とちあいか | 要 | 080-7124-1515 |
| 猪野さんちのいちご農園 | 真岡市物井166-1 | とちおとめ、とちひめ、とちあいか | 要 | 0285-75-1115 |
| 野口英雄いちご園 | 真岡市程島196-2 | 記載なし | 予約優先 | 080-5419-8748 |
4園のうち猪野さんちのいちご農園だけが「幻のいちご」とちひめを扱っています。とちひめは日持ちしないため店頭に並びにくく、栃木県全体でも狩れる園は6園だけです。
各園の特徴
JAはが野井頭観光いちご園|4農園で運営。車いすでも入れるハウスがある
JAはが野が運営管理する観光いちご園で、4つの農園で運営されています。とちおとめと新品種のとちあいかを栽培し、一部は高設ベンチのハウスのため車いすでも利用できると案内されています。
いちご狩りは60分の食べ放題。予約は15名以上の団体が対象で、個人は当日でも入れます(栃木県農政部の一覧)。井頭公園に隣接する「いがしらリゾート」エリアにあり、公園やプールと組み合わせやすい立地です。
JAはが野の公式サイトは2026年8月1日時点で「2026年産の営業は終了いたしました」と表示し、2027年の営業については11月頃更新予定としています。夏から秋にかけて調べても、翌シーズンの日程と料金は出てきません。予約を考えるなら11月以降に見直してください。
所在地:〒321-4411 栃木県真岡市上大田和3006/電話:0285-81-1141
小島農園|スカイベリーが数量限定。営業日が限られる
とちあいか・とちおとめを30分間の食べ放題で提供し、あわせて大粒のスカイベリーが数量限定で用意されます。真岡の4園でスカイベリーを扱うのはこの園だけです。
注意したいのは営業日です。いちご狩りは火・金・土・日・祝のみの開催で、月曜(祝日の場合は翌日)が定休日と案内されています。水曜・木曜は開いていません。平日に行く予定なら曜日を確認してください。事前予約をおすすめします。
所在地:栃木県真岡市阿部品240-1/電話:080-7124-1515
猪野さんちのいちご農園|真岡で唯一「とちひめ」が狩れる
栃木県農政部の一覧で、いちご狩りの品種にとちおとめ・とちひめ・とちあいかが記載されています。真岡市内でとちひめを狩れるのはこの園だけです。
とちひめは果肉がやわらかく日持ちしないため、市場にはほとんど出回りません。「食べたければ産地の畑まで行くしかない」品種です。直売ではとちおとめ・とちひめ・ミルキーベリー・とちあいかを扱っています。予約が必要です。
所在地:栃木県真岡市物井166-1/電話:0285-75-1115(真岡鐡道寺内駅から車約10分)
野口英雄いちご園|予約優先
栃木県農政部の一覧に掲載されている真岡市の観光いちご園です。予約は「予約優先」とされています。
栃木県農政部の一覧には、この園の「いちご狩り」欄に品種の記載がありません(2026年8月1日確認)。ほかの3園は品種が明記されているので、狙いの品種がある場合は電話(080-5419-8748)で確認してください。
所在地:栃木県真岡市程島196-2/電話:080-5419-8748
真岡のいちご狩りに関するよくある質問
- Q真岡はなぜ「いちごのまち」と呼ばれるのですか?
- A
いちごの作付面積が全国1位だからです。真岡市公式サイトによると、2023年産(JAはが野調べ)で作付面積は約130ヘクタール、農家数は400軒以上、年間生産量は約6,800トン超、販売額は約86億8,000万円。同サイトは「真岡市のいちご作付け面積は2位を大きく引き離してナンバーワンを誇っています」としています。
- Q真岡でいちご狩りができる園は何園ありますか?
- A
栃木県農政部農村振興課「とちぎの観光いちご園特集」に掲載されている真岡市の園は4園です(JAはが野井頭観光いちご園、小島農園、猪野さんちのいちご農園、野口英雄いちご園)。市内には400軒以上のいちご農家がありますが、ほとんどは出荷用の栽培で、観光いちご園として開放しているのは一部です。
- Qとちひめが狩れる園はありますか?
- A
猪野さんちのいちご農園です。栃木県農政部の一覧で、真岡市内でいちご狩りの品種にとちひめが記載されているのはこの園だけです。とちひめは果肉がやわらかく日持ちしないため市場にほとんど出回らず、栃木県全体でも狩れる園は6園にとどまります。
- Q2027年シーズンの日程はいつ分かりますか?
- A
11月頃です。JAはが野の公式サイトは2026年8月1日時点で「2026年産の営業は終了いたしました」と表示し、2027年の営業については11月頃更新予定としています。夏から秋にかけて調べても翌シーズンの日程と料金は出てこないため、11月以降に確認してください。
- Q車いすでもいちご狩りはできますか?
- A
JAはが野井頭観光いちご園は、一部が高設ベンチのハウスのため車いすでも利用できると案内されています。高設栽培はいちごが腰から胸の高さに実るため、しゃがまずに摘み取れます。詳しい対応は事前に電話(0285-81-1141)で確認してください。
まとめ|産地の大きさと、狩れる園の数は別
真岡は作付面積が全国1位のいちご産地ですが、観光いちご園として開放されているのは4園です。数が限られるぶん、選ぶ基準ははっきりしています。
- とちひめを食べたい → 猪野さんちのいちご農園(真岡で唯一)
- スカイベリーを食べたい → 小島農園(数量限定・営業日は火金土日祝)
- 60分ゆっくり食べたい・車いすで行く → JAはが野井頭観光いちご園
- 予約せずに立ち寄りたい → JAはが野井頭観光いちご園(個人は予約不要)
ただし2027年シーズンの日程と料金は11月頃まで出ません。行き先を決めておいて、秋になったら日程を確認する——この順番で進めてください。
あわせて読みたい






