みかん狩りの中心は10月中旬から1月上旬です。静岡・伊豆には9月下旬に開く園もあります。ぶどう狩り(7月〜11月)やりんご狩り(8月〜12月)と比べると、終わりが遅いのが特徴です。年をまたぐ果物狩りは、ほかにあまりありません。
そしてもうひとつ。10月に行くと、みかんの皮が緑色のことがあります。「まだ早かったかな」と思うかもしれませんが、それは未熟なのではなく、そういう品種です。
- みかん狩りのシーズンは10月中旬〜1月上旬(伊豆は9月下旬から)
- 10月は極早生、11月からは早生に切り替わること
- 10月のみかんが緑色でも未熟ではない理由
- 12月以降も狩れる園は限られること
10月は極早生、11月からは早生
みかん(温州みかん)は、収穫時期によって呼び名が変わります。和歌山県有田振興局が事務局を務める「有田みかんデータベース」は、温州みかんを「極早生(ごくわせ)みかん」「早生(わせ)みかん」「普通みかん」の3つに分けて説明しています。
| 呼び名 | 収穫・出荷 | 主な品種 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 極早生みかん | 主に10月から | ゆら早生・日南1号・上野早生・大浦早生 | 果皮に緑が残る。糖度は高い |
| 早生みかん | 11月から | 田口早生・宮川早生・興津早生 | 糖度と酸度のバランスがよく、味が濃厚 |
とくに早いのが「ゆら早生」です。同データベースによると和歌山県で発見された品種で、10月初旬から出荷されます。みかん狩りのシーズンが10月中旬に始まるのは、この極早生みかんが実るからです。
ゆら早生について、有田みかんデータベースはこう書いています。
果皮に緑が残っていても、果肉は立派なみかん色です。
有田みかんデータベース(事務局:和歌山県有田振興局/2026年8月1日確認)
10月のみかん狩りで緑色の実を見ても、避ける必要はありません。同データベースは、ゆら早生を「果皮が緑色でも果肉は糖度が高く、さわやかな風味のおいしいみかん」と説明しています。早い時期のみかんは、色ではなく品種の性質で見てください。
11月に入ると「本格的なみかんシーズン」
11月からは早生みかんの収穫が始まります。有田みかんデータベースは、この時期になると有田地方のみかん畑がオレンジに色付き、本格的なシーズンに入ると説明しています。
早生みかんは糖度と酸度のバランスがよく、極早生みかんより味が濃厚で、果皮のオレンジ色も濃くなります。「みかんらしいみかん」を食べたいなら11月以降、さっぱりした味と早いシーズンを楽しみたいなら10月——これが時期選びの基本になります。
早生の代表格「田口早生」も和歌山県で発見された品種です。同データベースは果汁の甘味が多く、減酸が早い品種としています。
園の期間|12月以降も狩れる園は限られます
品種の時期とは別に、園がいつまで開いているかも確認が必要です。和歌山の園で比べると、多くは12月上旬で終わります。
| 農園名 | 所在地 | みかん狩りの期間 |
|---|---|---|
| 観音山フルーツガーデン | 紀の川市粉河 | 2026年10月中旬〜2027年1月上旬(予定) |
| スガイ農園 | 有田市宮原町須谷 | 10月下旬〜12月初旬 |
| 秋津野ガルテン | 田辺市上秋津 | 10月中旬〜12月上旬 |
| 森農園 | 和歌山市栄谷 | 記載なし |
年末年始にみかん狩りをしたいなら、観音山フルーツガーデン(2027年1月上旬まで)が候補になります。ただし公式サイトも「予定」と明記しているため、12月以降に行くなら電話で確認してください。
園が開く時期は、産地によっても変わります。神奈川の横浜・伊勢原・横須賀については、園ごとの狩れる時期を並べた記事があるので、関東で日程を決めるときの目安になります。

料金は900〜1,545円。差は「時間」と「お土産」
| 農園名 | 大人 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| スガイ農園 | 900円 | 1時間 | 食べ放題 |
| 観音山フルーツガーデン | 1,490円(中学生以上) | 時間無制限 | 食べ放題 |
| 秋津野ガルテン | 1,545円 | — | 食べ放題+お土産つき |
ぶどう狩り(1,000〜3,200円)と比べると、みかん狩りは価格帯が狭く、予算が読みやすい果物狩りです。差の理由もはっきりしていて、590円多く払って時間の制約をなくす(観音山)か、お土産を付ける(秋津野ガルテン)かの2択になります。
みかん狩りの時期に関するよくある質問
- Qみかん狩りは何月から何月までですか?
- A
10月中旬から1月上旬までです。観音山フルーツガーデン(紀の川市)は公式サイトで2026年10月中旬〜2027年1月上旬(予定)、秋津野ガルテン(田辺市)は10月中旬〜12月上旬、スガイ農園(有田市)は10月下旬〜12月初旬としています。多くの園は12月上旬で終わります。
- Q10月のみかんは酸っぱくないですか?
- A
10月に収穫されるのは極早生みかんです。和歌山県有田振興局が事務局の有田みかんデータベースは、代表品種の「ゆら早生」について、果皮が緑色でも果肉は糖度が高く、さわやかな風味と説明しています。ただし11月からの早生みかんのほうが糖度と酸度のバランスがよく味が濃厚とされているため、濃い味を求めるなら11月以降が向きます。
- Qみかんが緑色ですが食べられますか?
- A
食べられます。有田みかんデータベースは、極早生の「ゆら早生」について「果皮に緑が残っていても、果肉は立派なみかん色です」と説明しています。10月のみかん狩りで緑色の実を見ても、未熟というわけではありません。ただし園によって扱う品種が違うため、迷ったらスタッフに確認するのが確実です。
- Q年末年始にみかん狩りはできますか?
- A
園が限られます。観音山フルーツガーデンは公式サイトでみかん狩りの期間を2026年10月中旬〜2027年1月上旬(予定)としており、年をまたいで狩れる園です。一方、スガイ農園は12月初旬、秋津野ガルテンは12月上旬で終わります。年末年始に行く場合は「予定」と明記されている点をふまえ、事前に電話で確認してください。
- Qみかん狩りは予約が必要ですか?
- A
園によります。観音山フルーツガーデンは個人なら予約不要で、10名以上の団体・大型バスのみ要予約です。スガイ農園は事前予約が必要と案内されています。ぶどう狩りやりんご狩りは予約制の園が多いなかで、思い立って行ける園があるのはみかん狩りの特徴です。
まとめ|10月と11月では別の果物です
- シーズン全体 → 10月中旬〜1月上旬
- 10月 → 極早生みかん(ゆら早生など。緑色でも甘い)
- 11月〜 → 早生みかん(田口早生など。味が濃厚)
- 年末年始 → 観音山フルーツガーデン(2027年1月上旬まで・予定)
- 安く行きたい → スガイ農園900円(1時間食べ放題)
みかん狩りはぶどうや桃が終わったあとに始まる果物狩りです。秋の行楽が一段落してから動けるので、混雑を避けたい人にも向いています。
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