飯田のりんご狩りは、天竜川ぞいの飯田市龍江に23園が集まる天龍峡りんご狩り組合と、その外にある4園に分かれます。組合の入園料は大人700円の園が多いのですが、同じ700円でも園内にいられる時間の決まりが園ごとに違うので、金額より先に時間の条件を見ると選びやすくなります。
この記事では、龍江の23園のうち入園料を公表している9園を金額と時間の条件で並べ、そのうち3園と、組合の外にある4園を詳しく見ていきます。時間を気にせず過ごしたい人にも、今季の開園日から予定を決めたい人にも選びやすいようにまとめました。
- 入園料を公表している9園の金額と、園内にいられる時間の決まり
- 同じ大人700円でも1時間の園と時間制限のない園に分かれること
- 2026年の開園日を公表している園はどこか
- 車椅子で入園できると公表している園はどこか
- 組合の外にある4園の場所・期間・入園料
組合が示しているのは「700円から」という下限
龍江の23園は天龍峡りんご狩り組合に加盟していて、加盟店の入園料は大人700円から、小人400円からとされています。どちらも下限を示した書き方なので、園ごとの額はここから上に開きます。
| 区分 | 入園料(試食付き) |
|---|---|
| 大人 小学生以上 | 700円〜 |
| 小人 4歳以上 | 400円〜 |
園でりんご狩りができるのは例年8月中旬から12月上旬です。ただし南信州観光公社がまとめている農園一覧では組合の期間が「開催中~11月末」となっていて、終わりの時期は出典で食い違います。同じ一覧には、組合とは別に飯田市内の4園が1園ずつ載っているので、飯田のりんご狩りは龍江の23園だけではありません。どの園に行くか決めていなくても、組合の案内所で相談できます。
| 天龍峡りんご狩り組合案内所 | ゆいの里地域交流センター内 飯田市龍江7033-1 |
| 電話 | 0265-27-3322 |
| 案内所の営業期間 | 8月1日〜11月30日 |
実際の額は700円ちょうどの園が多いものの、福文農園の750円やたつみ農園の1,500円のように上へ開きます。しかも同じ700円でも、園内にいられるのが1時間の園と、制限のない園に分かれます。
入園料を公表している9園|同じ700円でも時間が違う
| 農園 | 大人1人の入園料 | 園内にいられる時間 |
|---|---|---|
| 天龍峡農園 | 700円 | 時間制限なし |
| 丸信農園 | 700円 | 時間制限なし |
| 吉田屋農園 | 700円 | 時間制限なし 完全予約制 |
| 柴本農園 | 700円/1,100円/1,500円 | 1時間/2時間/3時間 延長可 |
| 千代岡農園 | 700円 | 1時間 |
| 広庭農園 | 700円 | 掲載なし・園に要確認 |
| 福文農園 | 750円 | 2時間以内 |
| たつみ農園 | 1,500円/1,800円 中学生以上 | 90分/時間制限なし |
| 丸峡農園 ぺんしょんひだまり併設 | 700円 宿泊者は無料 2024年シーズンの掲載 | 掲載なし・園に要確認 |
小人はたつみ農園をのぞく8園が400円で、対象は「4歳以上」「幼稚園・保育園児」など園によって書き方が違います。差が出るのは金額よりも時間の決まりと、予約したときの特典です。ここからは、時間の決まりと今季の日程がはっきりしている3園を順に見ていきます。
1. 柴本農園|1時間・2時間・3時間から選ぶ
柴本農園は、園内にいる時間を1時間・2時間・3時間から選んで払う料金です。龍江には時間制限のない園もありますが、短く切り上げたい人は700円で済み、長くいたい人は最初から3時間を選べます。あとから延長もできます。
| コース | 大人 小学生以上 | 子供 幼稚園・保育園児 |
|---|---|---|
| 1時間食べ放題 | 700円 | 400円 |
| 2時間食べ放題 | 1,100円 | 600円 |
| 3時間食べ放題 | 1,500円 | 800円 |
| 延長30分 | 300円 | 100円 |
| 延長1時間 | 600円 | 200円 |
2歳以下は無料で、持ち帰りは別料金です。2026年は8月11日から12月第1週まで休まず営業し、時間は9時から16時。予約なしでも入れますが、10名以上のグループは予約をすすめています。入園料の割引クーポンも用意されているので、出かける前に園のサイトで受け取っておきましょう。
車椅子のまま回れる平坦な園|駐車場は園の目の前
龍江の丘は傾斜地で、りんごの木は斜面に植えられていることが多い場所です。柴本農園は園内が平坦なうえ、園の目の前の県道沿いに大駐車場があるので、車から園までの移動が短く済みます。柴本農園は「車椅子に乗ったままりんご狩りをお楽しみいただけます」と案内していて、障害者用のトイレも設けています。段差や通路の幅までは公表されていないので、介助が必要なら当日の動き方を電話で相談しておくと安心です。
園内でお弁当を食べられます。ペットもリードかケージがあれば一緒に入れます。長くいるほど1時間あたりは安くなるので、ゆっくり過ごす前提なら3時間コースが向いています。

2. 天龍峡農園|700円のまま時間制限がない
入園料は小学生以上700円、幼児・園児400円です。この園はりんご狩りに時間制限を設けていないので、同じ700円でも園内にいられる長さが柴本農園の1時間コースとは違います。所要時間の目安は60〜100分です。
シーズン中に予約しておくと、来園者全員にしぼりたての生ジュースが付き、入園料も割引になります。割引の額は公表されていないので、金額は予約のときに確かめてください。生ジュースは来園者へのサービスで、立ち寄るだけの人は1杯250円です。
龍角峯の入り口にあり、無料駐車場は大型バスも入ります。開園期間は8月下旬から11月末までで、シーズン中は無休です。ナイフ・敷物・バケツ・椅子は園内にありますが数に限りがあるので、ゴザや椅子は持参するほうが確実。持ち帰る分は量り売り(目安1kgあたり600円)なので、空き箱や袋も用意しておきましょう。
3. 福文農園|2026年は9月26日から開園
龍江では2026年の開園日を公表している園がいくつかあり、なかでも福文農園は9月26日からと早い時期に開きます。柴本農園は8月11日から、上ノ原農園は10月1日、丸信農園は10月3日、千代岡農園は10月4日、吉田屋農園は10月中旬からです。
| 2026年の営業 | 9月26日〜11月23日(予定) |
| 入園料 | 大人・小学生750円/保育園・幼稚園児400円 いずれも2時間以内 |
| 営業時間 | 土日祝 9時〜16時/平日 9時〜15時 |
| りんごの持ち帰り | 自分で収穫した分 1kg 650円 農園が収穫した分 1kg 700円 |
| 駐車場 | 3か所・乗用車約40台 |
| 車椅子 | 上段駐車場まで乗用車で上がれば入園可 |
福文農園のサイトから予約すると入園料が割引になります。ほかの経路から申し込んだ場合は割引の対象外なので、安く入りたいなら園のサイトから予約しましょう。当日、来園の直前でも予約できます。
マイカー専用の観光農園なので、10名以上は予約を受けられないことがあります。マイクロバスなど大きな車で行くときは、来園の前に園へ連絡してください。駐車場は近いところから先着順です。
組合の外にも4園ある|時間制限なしの園と収穫体験の園
南信州観光公社のりんご狩り農園一覧には、天龍峡りんご狩り組合とは別に、飯田市内の4園が1園ずつ載っています。梅花園・斉藤農園・木下農園・三和観光農園の4園で、龍江ではなく中村・下久堅・下瀬・北方にあります。料金の形も組合の700円とは違うので、龍江まで足を延ばさない日の行き先として先に見ておくと選びやすくなります。
| 農園 | 場所 | 2026年の期間 | 大人1人の入園料 |
|---|---|---|---|
| 梅花園 | 飯田市中村2241 飯田ICから8分 | 9月上旬〜 | 1,000円 時間制限なし |
| 斉藤農園 | 飯田市下久堅知久平795 飯田ICから20分 | 開催中 | 掲載なし・園に要確認 |
| 木下農園 | 飯田市下瀬301-2 天龍峡ICから5分 | 10月3日〜11月23日 土日祝のみ | 700円 時間制限なし・要予約 |
| 三和観光農園 | 飯田市北方3442-3 飯田ICから5分 | 8月上旬〜12月6日 | 1,500円 4個の収穫体験 |
梅花園は、りんご狩りも梨狩りも園内食べ放題で時間の制限がなく、両方まとめて堪能するコースも選べます。木下農園は土曜・日曜・祝日だけの開園で予約が要りますが、入園料は組合と同じ700円で、こちらも時間の制限がありません。斉藤農園は入園料をサイトで公表していないので、出かける前に0265-29-8217へ確かめてください。
なかでも三和観光農園は料金の形がいちばん違います。食べ放題ではなく、りんごを4個収穫する体験で、飯田インターから5分という近さです。
| 農園 | 三和観光農園 飯田市北方3442-3 |
| りんご収穫体験 | 4個で1,500円(小学生以上) 20名以上の団体は1,000円 |
| 体験の中身 | 収穫4個に園内で食べる分を含む 食べ放題ではない・袋と試飲付き |
| 期間 | 8月上旬〜12月6日 気候により変動 |
| 予約 | 12月6日までは不要 受付は15時まで |
| 営業時間 | 8時30分〜17時 |
| アクセス | 飯田ICから5分 |
食べ放題ではなく、収穫する4個のなかに園内で食べる分が含まれます。りんごジュースの試飲1杯と持ち帰り用の袋も付きます。夏はブルーベリー狩りもしていて、6月20日から8月31日まで大人1,000円(小学生以上・ブルーベリーのお土産付き)です。
りんごのオーナーの木の募集は2026年から終了しましたが、収穫体験は続いています。
よくある質問
- Q飯田のりんご狩りはどこも同じ料金ですか?
- A
同じではありません。組合の案内は大人700円から、小人400円からという下限の書き方で、上限は決まっていません。入園料を公表している9園のうち7園が大人700円、福文農園は750円、たつみ農園は90分1,500円です。しかも同じ700円でも、天龍峡農園・丸信農園・吉田屋農園は時間制限なし、千代岡農園と柴本農園は1時間と中身が違います。組合の外では、梅花園が大人1,000円で時間制限なし、木下農園が700円で土日祝のみ、三和観光農園は4個収穫して1,500円という別の形です。なお丸峡農園の700円は2024年シーズンの掲載が残ったものなので、行く前に確かめてください。
- Q何時間くらいいられますか?
- A
園によって決まりが違います。天龍峡農園・丸信農園・吉田屋農園は時間制限を設けていません。柴本農園は1時間・2時間・3時間から選ぶ仕組みで延長もでき、千代岡農園は1時間、福文農園は収穫を含めて最長2時間です。時間を気にせず過ごしたいなら、700円のまま制限のない園を選ぶのがおすすめです。
- Q車椅子やベビーカーでも行けますか?
- A
柴本農園と福文農園が、車椅子で入園できると公表しています。柴本農園は園内が平坦で、目の前の県道沿いに大駐車場があり、障害者用のトイレも設けています。福文農園は上段(自宅前)の駐車場まで乗用車で上がれば車椅子で入園できるとしています。どちらも段差や通路の幅までは公表されていないので、ベビーカーで回れるかを含め、当日の動き方は電話で相談しておくと安心です。
- Qどの園に行くか決めていません
- A
組合の案内所に相談できます。ゆいの里地域交流センター内にあり、8月1日から11月30日まで開いています。電話は0265-27-3322です。23園が同じ龍江地区にあるので、現地で決める方法も取れます。
まとめ
- 時間を気にせず過ごしたい → 天龍峡農園(700円・時間制限なし)
- いる時間を自分で決めたい → 柴本農園(1時間700円〜3時間1,500円・延長も可)
- 車椅子で行く → 柴本農園(平坦・目の前に大駐車場・障害者用トイレ)/福文農園(上段駐車場まで乗用車可)
- 9月のうちに行きたい → 梅花園(9月上旬〜)/福文農園(2026年は9月26日〜11月23日の予定)
- 割引を使いたい → 丸信農園(サイトのクーポンで大人600円・子供350円)/柴本農園(サイトに割引クーポン)/福文農園(サイト予約で割引)/天龍峡農園(予約で生ジュースと割引)
- 4個だけ採って帰りたい → 三和観光農園(1,500円・飯田ICから5分)
- 龍江まで行かない → 梅花園(飯田ICから8分・1,000円)/木下農園(土日祝のみ・700円)
龍江の23園のうち、入園料をサイトで公表しているのは9園で、組合の外にはさらに4園があります。ただし丸峡農園のように2024年シーズンの掲載が残っている園もあるので、額と日程は組合の案内所か園に電話で確かめてから出かけましょう。
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