千葉県はいちご狩りができる農園が多い県です。千葉県公式観光サイト「ちば観光ナビ」の特集には、いちご狩りができる場所が52か所並んでいます。このうち期間・料金・品種といった詳細まで載っている園が51園で、この記事が数えているのはその51園です(当編集部集計)。残る1か所は八千代市の京成バラ園で、バラ園でのいちご狩りという紹介だけがあり、日程も料金も特集には出ていません。
そして特徴的なのが品種のばらけ方です。いちご王国・栃木では県オリジナル品種に集中しますが、千葉は紅ほっぺ・かおり野・スターナイト・よつぼし……と園ごとに違う。この記事では、エリア別・品種別に51園を整理しました。
- 6エリアそれぞれの園数(いちばん多いのはベイエリア)
- 品種別に狩れる園の数(紅ほっぺ38園・かおり野25園)
- 千葉県オリジナル品種「チーバベリー」が狩れる園
- 時間は30分が主流。料金は1,000円台〜3,900円まで開くこと
エリア別の園数
| エリア | 園数 | 主な市町 | このエリアの性格 |
|---|---|---|---|
| ベイエリア | 16園 | 千葉市(10)・八千代市(5)・船橋市 | 都心から近い。ショッピングと組み合わせやすい |
| かずさ・臨海 | 9園 | 木更津市(4)・君津市(4)・袖ケ浦市 | アクアライン経由で神奈川方面からも |
| 南房総エリア | 8園 | 南房総市(3)・館山市(2)・鴨川市(2)・大多喜町 | 観光と組み合わせる。道の駅併設の園も |
| 九十九里エリア | 7園 | 山武市(2)・一宮町(3)・匝瑳市・大網白里市 | 組合単位で受け付ける園がある |
| 東葛飾エリア | 6園 | 鎌ケ谷市(4)・松戸市(2) | 東京・埼玉から近い。梨の産地でもある |
| 北総エリア | 5園 | 香取市(2)・東庄町・神崎町・佐倉市 | 成田方面。組合窓口の園がある |
ベイエリアに16園と、全体の3割が集まっています。とくに千葉市(10園)と八千代市(5園)が中心。都心から電車でも行ける範囲に選択肢が多いのが千葉の強みです。
品種別|狩れる園の数
51園のうち、品種欄がある44園を数えると順位がはっきり出ます。八千代市の5園といちごの杜(香取市)、山万ユーカリファーム(佐倉市)には品種の記載がないので、この7園は集計に入っていません。
| 品種 | 掲載している園 |
|---|---|
| 紅ほっぺ | 38園 |
| かおり野 | 25園 |
| スターナイト | 15園 |
| おいCベリー | 13園 |
| よつぼし | 13園 |
| ほしうらら | 12園 |
| やよいひめ | 12園 |
| 章姫 | 10園 |
| とちおとめ | 10園 |
| ベリーポップすず | 9園 |
| 恋みのり | 8園 |
| あまおとめ | 7園 |
| チーバベリー | 7園 |
| みくのか | 6園 |
| もういっこ | 5園 |
紅ほっぺが38園と圧倒的ですが、2位以下は分散しています。「千葉に行けばこの品種」という一本柱がない——ここが栃木との大きな違いです。
栃木県農政部の観光いちご園一覧29園を当サイトが集計したところ、とちあいかは29園すべて、とちおとめ24園、スカイベリー19園と、県オリジナル品種3種に集中していました。
いっぽう千葉は、品種欄がある44園のうち最多の紅ほっぺでも38園にとどまります。園ごとに違う品種を組み合わせているため、「どの園に行くか」で食べられるいちごが変わります。食べ比べを狙うなら、品種を多く掲載している園を選ぶのが早道です。
千葉県オリジナルの「チーバベリー」
千葉県のオリジナル品種がチーバベリーです。ちば観光ナビの品種欄に挙げているのは7園で、千葉市の観光農園ガイヤファームととけのいちご中村農園、山武市成東観光苺組合、一宮町の近藤いちご園、鴨川市の田村農園、南房総市のたんぽぽ農園、袖ケ浦市内のイチゴ農園です。栃木の「とちひめ」と同じように、その県に行かないと畑で摘む機会が少ない品種なので、千葉で狙うならこの7園から選ぶことになります。
千葉に行くなら、定番の紅ほっぺに加えてチーバベリーを扱う園を選ぶと、その土地でしかできない体験になります。
時間は30分が主流。料金は1,000円台〜3,900円
| 食べ放題の時間 | 園数 |
|---|---|
| 30分 | 23園 |
| 40分 | 9園 |
| 50分 | 2園 |
| 45分 | 1園 |
| 60分 | 1園 |
| 時間無制限 | 1園 |
30分が標準と考えてよさそうです。40分以上は9園、50分以上になると4園しかないので、「ゆっくり食べたい」なら時間の長い園を先に決めてから日程を組むとよいでしょう。いちばん長いのは木更津市のマンモスいちご園で、食べ放題の時間に制限がありません。鎌ケ谷市の髙津園は平日が60分・土日が40分なので、平日に動ける人ならここも候補になります。
料金は幅があります。掲載されている金額でみると1,000円台から3,900円まで。多くの園が時期(12月〜3月/4月以降)と年齢で料金を分けており、同じ園でも1,000円以上変わります。
いちご農園「ワイズアグリ」(千葉市)は「大人(中学生以上)土日祝200円増し」と明記しています。栃木でも土日祝100円増の園がありました。平日に動ける場合は、曜日で料金が変わる園を選ぶと差が出ます。
また完全ネット予約・事前カード決済制の園(さんたファーム=千葉市)もあります。「電話で予約」が通じない園があるので、行く前に受付方法を確認してください。
シーズンは12月13日から6月下旬まで
ちば観光ナビは特集ページの冒頭で「シーズンは、5月上旬頃まで。」としていますが、各園の期間欄を見ると5月中旬から下旬まで開く園のほうが多く、6月下旬まで開く園もあります。出典の中で記載が分かれているので、5月以降に行くなら園ごとの期間欄で確かめてください。開園は12月中旬〜1月上旬に集まっています。
- 早い開園——観光農園Bee my Berry(木更津市)が12月13日でいちばん早く、髙津園(鎌ケ谷市)と近藤いちご園(一宮町)が12月中旬、みつばちファーム(千葉市)が12月20日から
- 遅い開園——シャンデフレーズ ナチュール(千葉市)が3月上旬でいちばん遅く、ちはる農園(千葉市)が2月28日、いちご農園シャインベリー(千葉市)が2月中旬から
- 遅い終了——観光農園Bee my Berry(木更津市)が6月下旬でいちばん遅く、エーアト・ベーレ(千葉市)・髙津園(鎌ケ谷市)・マンモスいちご園(木更津市)・渡邊いちご園(君津市)などが5月下旬まで
2月〜3月に行くならほぼ全園が対象になります。逆に年内に開くのは11園、5月下旬以降まで開くのは10園と絞られるので、この時期を狙うなら園を先に決めてから日程を組んでください。
千葉のいちご狩りに関するよくある質問
- Q千葉でいちご狩りができる農園は何園ありますか?
- A
千葉県公式観光サイト「ちば観光ナビ」の特集「千葉のいちご狩り2025-2026」がいちご狩りの場所として立てている項目は52で、このうち期間・料金・品種などの詳細が記載されている園は51園です(当編集部集計・2026年8月1日取得、2026年9月21日に数え直して同じ数でした)。詳細が無い1か所は八千代市の京成バラ園で、バラ園でのいちご狩りという紹介だけが載っています。また「東庄町観光いちご組合」「山武市成東観光苺組合」「一宮観光いちご組合」「袖ケ浦市内のイチゴ農園」「館山いちご狩りセンター」は複数の農園をまとめた掲載のため、実際に足を運べる農園の数はこれより多くなります。
- Qどのエリアに農園が多いですか?
- A
ベイエリア(千葉市・船橋市・八千代市)が16園でいちばん多く、なかでも千葉市に10園、八千代市に5園が集まっています。次いでかずさ・臨海(木更津市・君津市・袖ケ浦市)が9園、南房総エリアが8園、九十九里エリアが7園、東葛飾エリア(松戸市・鎌ケ谷市)が6園、北総エリアが5園です。
- Q千葉でいちばん多い品種は何ですか?
- A
紅ほっぺです。ちば観光ナビに品種欄がある44園のうち、38園が挙げています。次いでかおり野25園、スターナイト15園、おいCベリーとよつぼしが各13園、ほしうららとやよいひめが各12園、章姫ととちおとめが各10園。千葉県オリジナルのチーバベリーは7園です。栃木のように県オリジナル品種に集中しておらず、園ごとに品種の組み合わせが違うのが千葉の特徴です。
- Q食べ放題は何分ですか?
- A
30分が主流です。ちば観光ナビの料金欄に時間が記載されている35園を数えると、30分が23園、40分が9園、50分が2園、45分が1園でした。鎌ケ谷市の髙津園は平日60分・土日40分なので、40分と60分の両方に入っています。このほか木更津市のマンモスいちご園が、紹介文で「食べ放題の時間は無制限」としています。ゆっくり食べたい場合は、この時間の長い園から候補を絞ると探しやすくなります。
- Qシーズンはいつからいつまでですか?
- A
ちば観光ナビは「シーズンは、5月上旬頃まで。」としていますが、各園の期間欄は5月中旬から下旬までが中心で、出典の中で記載が分かれています。開園は12月中旬〜1月上旬に集まり、2月〜3月ならほぼ全園が営業しています。いちばん早い開園は観光農園Bee my Berry(木更津市)の12月13日、いちばん遅い開園はシャンデフレーズ ナチュール(千葉市)の3月上旬、いちばん遅い終了は同じBee my Berryの6月下旬です。
まとめ|千葉は「園で選ぶ」県
- 県公式の特集に並ぶ52か所のうち、詳細が載るのは51園(組合掲載を含む)
- いちばん多いのはベイエリア16園(千葉市10・八千代市5)
- 品種は紅ほっぺ38園が最多。2位以下は分散
- 県オリジナルのチーバベリーは7園
- 時間は30分が主流(23園)
千葉は園ごとに品種も時間も料金も違います。「千葉のいちご狩り」とひとくくりにせず、エリアで絞ってから園を選ぶのが失敗しない順序です。
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