日光でいちご狩りができる農園は3園です。冬から春に開く2園と、夏から秋にしか開かない1園に分かれていて、行ける時期がまるで違います。
この記事では3園を、開いている時期・行き方・料金の順で比べます。最初に決まるのは時期で、夏休みに行くのか、冬から春に行くのかで候補が入れ替わります。冬から春の2園まで絞れたら、次の決め手は行き方です。電車とバスで行けるのは1園だけで、もう1園は駅から車で15分かかるからです。
- 冬から春に開く2園と、夏から秋に開く1園の分かれ方
- 冬春の2園で電車・バスで行けるのは日光花いちもんめだけ
- 冬春2園の時期別料金(どちらも時期で最大700円下がる)
- 花いちもんめのセット券は「大人」の定義が違うという落とし穴
- 日光ストロベリーパークの60分コース(+600円)
冬から春に開く2園【一覧】
12月中旬から5月下旬に開くのがこの2園です。どちらも30分の食べ放題で予約が前提なので、違いは行き方に出ます。
| 農園名 | 所在地 | 時間 | 電車で行けるか | 電話 |
|---|---|---|---|---|
| 日光ストロベリーパーク | 日光市芹沼3581 | 30分(+600円で60分) | △ 駅から車15分 | 0288-22-0615 |
| 日光花いちもんめ | 日光市小佐越坂の下800 | 30分 | ○ バス停下車すぐ | 0288-77-0866 |
扱う品種も似ています。スカイベリー・とちあいか・とちおとめは両園に共通。4品種目だけが違い、ストロベリーパークは紅ほっぺ、花いちもんめはやよいひめです。
ストロベリーパークは公式サイトで「事前に品種をご指定いただくことはできません」、花いちもんめは「いちごの品種は選べません」と、それぞれ明記しています。どちらも当日の生育状況で案内されるハウスが決まります。とくに花いちもんめはハウスごとに品種が違うため、食べ比べ自体を行っていません。「スカイベリーが食べたい」という目的で予約するのは避けたほうがいいエリアです。
日光ストロベリーパーク|日光初の観光農園。+600円で60分になる
2003年に日光で最初の観光農園としてオープンした園です。ハウスは高設栽培18棟・土耕栽培24棟の2種類があり、どちらに案内されるかは当日の生育状況次第。ただし車いす・ベビーカーの場合は、事前に伝えておくと高設栽培のハウスを優先してもらえます(要予約)。
| 期間 | 大人 | 子供 |
|---|---|---|
| 11月29日〜12月31日 | 2,500円 | 1,900円 |
| 1月2日〜4月12日 | 2,400円 | 1,800円 |
| 4月13日〜5月10日 | 2,200円 | 1,600円 |
| 5月11日〜5月31日 | 1,800円 | 1,200円 |
年末と5月中旬以降で、大人700円の差があります。子供は同じく700円差。4人家族なら2,800円変わる計算です。
この園の特徴がプレミアム60分コースです。公式サイトによると、通常料金に+600円で30分→60分になり、あわせて練乳使い放題(おかわり自由)とチョコレートソースが付きます。30分で足りるか不安な人、写真をゆっくり撮りたい人はこちらを選ぶ形です。
営業時間は10:00〜16:00(15時30分最終受付)、定休日は火曜(祝祭日の場合は営業)。駐車場は普通車105台で、大型バス8台・マイクロバス3台は要予約です。
ストロベリーパークは公式のよくある質問で「予約優先」としており、完全予約制ではありません。ただし団体予約が入っている日や天候不良の日は入場制限がかかることがあるため、予約がない場合は来園前に電話で確認することを公式が勧めています(0288-22-0615)。
アクセスは、JR日光駅・東武日光駅から車で約15分、東武鬼怒川温泉駅から約15分、JR今市駅・東武下今市駅から約7分。電車の場合は今市駅または下今市駅が最寄りですが、そこから先は車が必要です。
日光花いちもんめ|バス停の目の前。ベゴニア園とのセット券がある
こちらは花の観光施設(ベゴニア園・ダリア園・ビオラ園)にいちご狩りが併設されている形です。東武鬼怒川線の鬼怒川温泉駅から路線バスで約15分、「花いちもんめ」バス停を降りてすぐ。小佐越駅からは徒歩約15分です。日光でレンタカーを借りない人が行けるのは、実質この園だけになります。
| 期間 | 大人(小学生以上) | 子供(4歳〜小学生未満) | シニア(70歳以上) |
|---|---|---|---|
| 12月中旬〜3月31日 | 2,400円 | 1,800円 | 2,050円 |
| 4月1日〜GW最終日 | 2,200円 | 1,600円 | 1,850円 |
| GW明け〜6月初旬 | 1,800円 | 1,200円 | 1,550円 |
ここにはシニア料金(70歳以上)があります。利用するときは、年齢が確認できるものを持っていきましょう。
セット券は「大人」の意味が変わります
この園にはベゴニア園の入園とセットになった券があります。ここに落とし穴があり、公式サイト自身が注意書きを載せています。
「いちご狩り」と「セット券」では、大人と小人の対象年齢が異なります。
日光花いちもんめ 公式サイト(2026年8月1日確認)
いちご狩り単体は「大人=小学生以上」。ところがセット券は「大人=中学生以上」で、小学生は「小人」という別区分になります。つまり小学生を連れて行く場合、単体で買うかセットで買うかで料金の考え方がまるごと変わります。
| 12月中旬〜3月31日 | 単品合計 | セット券 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 中学生以上 | 2,400+1,200=3,600円 | 3,200円 | 400円お得 |
| 小学生 | 2,400+600=3,000円 | 2,500円 | 500円お得 |
| 4歳〜小学生未満 | 1,800+600=2,400円 | 2,000円 | 400円お得 |
ベゴニア園に入るつもりがあるなら、セット券のほうが安くなります。ベゴニア園は全長90m・幅20mの大温室で、公式サイトは雨の日でも快適に楽しめると案内しています。日光は雨に降られやすい土地なので、雨天の逃げ場として組み合わせる価値があります。
受付はベゴニア園で行い、そのあといちご園まで徒歩で移動します。公式サイトによるといちご園に駐車場はなく、途中で大きな道路を横断し、坂道も多いとのこと。ベビーカーや車いすを使う場合は予約時に伝えると利用しやすいハウスに案内してもらえますが(数に限りあり)、移動そのものは徒歩です。雨の日は靴が汚れることがあるとも案内されています。
予約は電話(0288-77-0866/9:00〜16:15・年中無休)とオンラインの2通りで、12月分だけは電話のみの受付です。営業は9:00〜16:00(最終受付15:30)。
花いちもんめの夏いちご(6月中旬〜7月末)
いちご狩りは冬から春のもの、というのが普通です。ところが日光花いちもんめは夏いちごのいちご狩りを行っています。公式サイトによると期間は6月17日〜7月31日、品種はなつおとめ・すずあかね・よつぼしの3種です。
| 夏いちご(6月17日〜7月31日) | 料金 |
|---|---|
| 大人(小学生以上) | 3,000円 |
| 子供(4歳〜小学生未満) | 2,000円 |
| シニア(70歳以上) | 2,550円 |
冬の同じ枠(大人2,400円)より600円高いのは、夏いちごが希少なためです。2026年の夏いちごは7月31日で終了しました。ただし日光の夏はここで終わりません。8月から10月に狩れる園が、奥日光にもう1つあります。
Mt.Berry 奥日光|標高1,400mで、8月から10月に狩れる
中禅寺湖から戦場ヶ原へ向かう途中、三本松茶屋のすぐ近くにあるのがMt.Berry 奥日光です。いちご狩りの期間は7月中旬から10月中旬で、冬から春に開く市内の2園とはちょうど入れ替わる形になります。夏休みやシルバーウィークに日光へ行く人が狙えるのは、この園だけです。
狩れるのはなつおとめ・よつぼし・ペチカほのかの3品種で、30分の食べ放題を3種類食べ比べられます。標高1,400mの冷涼な気候と奥日光の天然水で育てた夏いちごなので、真夏でも涼しいハウスで摘めるのがこの園の強みです。全棟が高設栽培で、かがまずに摘み取れます。ベビーカーや車いすでそのまま入れるうえ、雨の日でもそのまま案内してもらえるので、山の天気が読めない奥日光では逃げ場としても組みやすいでしょう。
| 所在地 | 栃木県日光市中宮祠3153-2 |
|---|---|
| アクセス | 東武日光駅から東武バス湯元温泉行「赤沼」下車、徒歩約600m |
| いちご狩りの期間 | 7月中旬〜10月中旬 |
| 体験時間 | 30分食べ放題(なつおとめ・よつぼし・ペチカほのか) |
| 予約 | 予約制・少人数制 |
| 設備 | 全棟高設栽培。ベビーカー・車いす可、雨天可 |
| 駐車場 | 無料8台 |
| 公式サイト | http://mt-berry.com/ |
どの園を選ぶか
最初に分かれるのは行く時期です。7月中旬から10月中旬ならMt.Berry 奥日光、12月中旬から5月下旬なら日光ストロベリーパークか日光花いちもんめになります。冬から春に行く場合は、次の条件で選び分けられます。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 電車・バスで行く | 花いちもんめ | バス停下車すぐ/小佐越駅から徒歩15分 |
| 車で行く・鬼怒川温泉に泊まる | どちらも可 | 鬼怒川温泉駅から両園とも約15分 |
| 30分では足りない | ストロベリーパーク | +600円で60分+練乳使い放題 |
| 雨予報の日 | 花いちもんめ | ベゴニア大温室とセットにできる |
| 70歳以上がいる | 花いちもんめ | シニア料金がある |
| ベビーカーで行く | ストロベリーパーク | 高設ハウスに優先案内(要事前連絡) |
| 安く行きたい | どちらも同額 | 5月中旬以降はどちらも大人1,800円 |
日光のいちご狩りに関するよくある質問
- Q日光でいちご狩りができるのは何園ですか?
- A
3園です。日光ストロベリーパークと日光花いちもんめが12月中旬から5月下旬、Mt.Berry 奥日光が7月中旬から10月中旬に開きます。前の2園は30分の食べ放題で、扱う品種はスカイベリー・とちあいか・とちおとめが共通。Mt.Berry 奥日光は標高1,400mの奥日光で夏いちごを育てており、なつおとめ・よつぼし・ペチカほのかの3品種を30分で食べ比べられます。
- Q電車だけで行けるいちご狩り農園はありますか?
- A
冬から春なら日光花いちもんめです。東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から路線バスで約15分、「花いちもんめ」バス停を降りてすぐ。東武鬼怒川線「小佐越駅」からは徒歩約15分です。夏から秋ならMt.Berry 奥日光も行けます。東武日光駅から東武バス湯元温泉行に乗り、「赤沼」で降りて徒歩約600mです。日光ストロベリーパークはJR今市駅・東武下今市駅が最寄りですが、そこから車で約7分かかります。
- Q予約なしでも入れますか?
- A
3園とも予約が前提です。日光ストロベリーパークは「予約優先」で、予約がないときは来園前に電話(0288-22-0615)で確認しておくと確実です。日光花いちもんめは事前予約制で、当日は予約枠に空きがある場合のみの受付。混雑時はいちごがなくなり次第終了になります。Mt.Berry 奥日光も予約制で、少人数ずつの案内です。
- Qいちばん甘い時期はいつですか?
- A
日光花いちもんめの公式サイトは、気温が低い1月〜2月はいちごがゆっくり育つため糖度が上がりやすく、一番甘さが増すのは2月下旬頃と説明しています。あわせて、赤く熟したいちごが多い午前中の早い時間帯の予約を勧めています。ただし1月〜2月は料金が最も高い時期でもあり、5月中旬以降なら大人1,800円まで下がります。
- Q摘んだいちごは持ち帰れますか?
- A
日光ストロベリーパークと日光花いちもんめは持ち帰りできません。ストロベリーパークは「ハウス内のいちごをお持ち帰り頂くことはできません」とし、お土産用は店頭で販売しています。花いちもんめも「摘み取ったいちごのお持ち帰りはできません」と明記しています。Mt.Berry 奥日光については、予約のときに確かめておきましょう。
まとめ|まず行く時期、次に行き方
- 電車派 → 日光花いちもんめ(バス停下車すぐ/小佐越駅から徒歩15分)
- 長く食べたい → 日光ストロベリーパーク(+600円で60分・練乳使い放題)
- 小学生を連れて行く → 花いちもんめはセット券のほうが500円安い
- 安く行きたい → 冬春の2園なら5月中旬以降(どちらも大人1,800円まで下がる)
- 6月〜7月に行きたい → 花いちもんめの夏いちご(6月17日〜7月31日・大人3,000円)
- 夏いちごが7月末で終わったあと → Mt.Berry 奥日光(7月中旬〜10月中旬・標高1,400mの奥日光)
日光・鬼怒川は宿泊とセットで動く人が多いエリアです。いちご狩りは午前中の枠から埋まります。宿を押さえたら、続けていちご狩りの枠も確認しておくと確実です。
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