千葉市・八千代市・白井市で梨狩りができる園は5園です。狩れる時期は園ごとにずれていて、8月1日ごろに開く園もあれば、9月上旬からの2週間ほどしか狩れない園もあります。まずは行きたい日を決めましょう。それだけで、選べる園はほとんど絞られます。
この記事では、その5園を狩れる時期・品種・予約の要否・駐車場やトイレの条件で比べます。千葉市の公式サイトで梨のもぎ取りができると確認できるのは3園、これに八千代市と白井市の1園ずつを足した5園です。同じ千葉市の情報でも、観光農園の一覧・夏の特集ページ・園ごとのページで扱いが分かれる園がありますので、出かける前にどこを見て何を電話で確かめればいいかまでまとめました。
- 5園それぞれの狩れる時期の違い(8月1日ごろ〜/9月上旬からの2週間)
- 県の梨狩り特集に載っていない、8月1日開園の1園
- 幸水は狩れず、豊水だけ狩れる園
- 梨があるのに「もぎ取りは行なっていません」と書かれた園
- 市の一覧・市の夏の特集・県の特集で扱いが分かれる園と、その確かめ方
梨狩りができる5園
| 農園 | 市 | 梨が狩れる時期 | 電話 |
|---|---|---|---|
| 高根ぶどう園 | 千葉市若葉区 | 8月上旬〜9月上旬 | 090-3408-2100 |
| 小川梨園 | 白井市 | 8月上旬〜10月上旬 2026年は8月15日から | 047-492-0807 090-3518-8515 |
| 千葉中央観光農園 | 千葉市若葉区 | 8月中旬〜9月下旬 | 043-231-2554 |
| マルナカ梨園 by Garden | 八千代市 | 8月〜10月(直売期間) | 047-484-8392 |
| ペアー・フォレスト | 千葉市緑区 | 9月上旬〜9月中旬(豊水のみ) | 043-295-1174 |
並べてみると時期の幅がまったく違うことがわかります。いちばん早いのは高根ぶどう園で、例年8月1日に開きます。小川梨園は年によって開きが動き、2026年は8月15日からでした。千葉県公式観光サイトの8月上旬からという表記だけで動くと、半月ずれることがあります。反対にペアー・フォレストは9月上旬から2週間ほどしか狩れないので、この園だけは日をピンポイントで合わせておきましょう。
高根ぶどう園|例年8月1日開園。県の特集には載っていません
千葉市若葉区高根町の高根ぶどう園は、名前のとおりぶどうが主役ですが、ナシを8月上旬〜9月上旬で扱っています。千葉市の説明には「例年8月1日より開園」とあり、5園のなかでいちばん早く動き出す園です。ただしナシの終わりは資料で分かれていて、市の個別ページは9月上旬まで、市の夏の特集ページ「夏の果実狩りにお出かけしよう!」は「ナシ:8月上旬~」と始まりしか書いていません。9月に入ってから向かうなら、090-3408-2100に電話して残っているかを確かめてから出かけましょう。
注目したいのは、この園が千葉県公式観光サイトの梨狩り特集には載っていないことです。県の特集で千葉市の梨狩りとして紹介されているのは千葉中央観光農園とペアー・フォレストの2園だけ。市の資料まで見ないと出てきません。
- ブドウは8月中旬〜9月下旬。ナシのほうが早く始まります
- 駐車場あり(無料)。ただし大型バスは不可
- ブドウ・ナシの直売所もあります
- 住所は「若葉区高根町1009付近」。農地の地番なのでナビが正しい位置を出さないことがあります
千葉中央観光農園|1か所で4種類が採れる
若葉区小倉町の千葉中央観光農園は、ブドウ・ナシ・クリ・サツマイモの4種類を扱います。5園のなかで唯一、梨以外の味覚狩りをまとめて楽しめる園です。
| 品目 | 時期 |
|---|---|
| ブドウ | 8月中旬〜10月上旬 |
| ナシ | 8月中旬〜9月下旬 |
| クリ | 8月下旬〜10月上旬 |
| サツマイモ | 9月中旬〜10月上旬 |
家族連れに向いている点が3つあります。駐車場が無料で大型バスも入れること、バリアフリートイレがあること、そして休憩所がぶどう棚の下の屋根付きで急な雨をしのげることです。この記事で扱う5園のうち、バリアフリートイレを明記しているのはここだけでした。
電話は午前9時から対応。千葉市のページには「繁忙期はつながりにくいことがあります」と添えられています。
ペアー・フォレスト|狩れるのは豊水だけです
緑区大高町のペアー・フォレスト(フルーツランドとけ)は、梨を専門に扱う園です。ただし千葉市のページには重要な但し書きがあります。
千葉市の記載は「ナシ(豊水):9月上旬~9月中旬」「※幸水、新高は直売のみです。」。つまりもぎ取りができるのは豊水だけです。
直売のほうは幸水が8月中旬〜8月下旬、豊水が9月上旬〜9月中旬、新高が10月上旬〜10月中旬。3品種を売っている園ですが、狩れるのは真ん中の2週間だけという構造です。
一方、千葉県公式観光サイトの梨狩り特集はこの園の品種を「幸水・豊水・新高」と書いています。県の表記だけを見て8月に行くと、狩れずに買って帰ることになります。
ややこしいのは、同じ千葉市の情報でもこの園の扱いが資料ごとに違うことです。千葉市の観光農園の一覧(更新日2025年10月27日)にこの園の行はなく、市の夏の特集ページ(更新日2024年8月19日)も、ナシ・ブドウ狩りができる市内の農園として千葉中央観光農園・高根ぶどう園・田中ぶどう園の3園しか挙げていません。一方で市の個別ページ(更新日2023年4月4日)はこの園を今も掲載していて、千葉県公式観光サイトも梨狩りができる農園として紹介しています。
ただし一覧には「一部の観光農園は都合により掲載していません。」という注記があるので、載っていないことが休みを意味するわけではありません。狩れる期間が9月上旬からの2週間と短い園でもあるので、行く前に043-295-1174へ電話して、今年の受け入れと品種を確かめておくと確実です。
この園にはオリジナルのナシアイスがあります。千葉市の紹介にも「必食です!」とあり、狩る以外の目的でも寄る価値のある一品。駐車場は無料で、大型バスは入れません。
マルナカ梨園|12品種は千葉でも屈指
八千代市村上のマルナカ梨園 by Gardenは、千葉県公式観光サイトが挙げる品種が12種類あります。幸水・豊水・玉姫・秋姫・陽の梨・かおり・黄金梨・豊華・秋月・新高・蒼い新高・甘太。
松戸で最も品種の多い高松園でも、もぎ取りの対象は5品種です。スーパーではまず見かけない品種にまとめて出会えるという点で、この園はほかと性格が違います。
肥料は魚骨主体の有機肥料のみ。梨狩りと直売のほか、園内の梨スタンドでカット梨やコーヒー・紅茶を出しています。直売期間は8月〜10月です。
小川梨園|白井で梨狩りができる園
白井市は梨の一大産地です。白井市の公式サイトは、梨の収穫量が全国1位の千葉県のなかで「白井市は収穫量トップクラス」と書き、市場に出回る千葉県産の幸水・豊水・あきづきはそれぞれ約半分が白井産だとしています。
それだけの産地でありながら、千葉県公式観光サイトが白井市の梨狩り農園として挙げているのは小川梨園ただ1園で、同サイトは「白井市で幸水の梨狩りができる唯一の農園」と紹介しています。
- 千葉県公式観光サイトの期間は8月上旬〜10月上旬、営業は10時〜16時(園の公式サイトの表記は「8月〜10月の間のみ」)
- 園の公式サイトは、2026年の梨狩りを「今年は8月15日(土)からとなります。」と告知しています
- 品種は幸水・豊水・新高。園の公式サイトでは幸水が8月上旬〜8月下旬、豊水が8月下旬〜9月中旬、新高が9月中旬〜10月上旬です
- 梨狩りは予約制。公式サイトに予約ページがあり、2026年分は7月23日に受付が始まりました。予約した人が優先で、当日予約なしでは入園できないことがあります
- 梨そのものの予約販売も、幸水が7月1日から、豊水が7月22日から受付開始。幸水も豊水も、途中でいったん受付が止まってから再開しています
- 入園料は200円(3歳未満は無料)で、支払いは当日現地で現金。狩った梨は持ち帰り用に1kg850〜900円が別途かかります
- 新鎌ヶ谷駅から「第二工場団地行き」または「白井車庫行き」のバスに乗り、第二小学校で下車して徒歩1分。駐車場は約15台です
白井は産地の規模と狩れる園の数が最も食い違うエリアです。市内には直売所が数多くありますが、狩る目的なら小川梨園を早めに押さえておきましょう。予約注文は幸水も豊水もいったん止まってから再開している年なので、枠が埋まる前に動くと安心です。
梨がある園と、梨を狩れる園は違います
千葉市の観光農園の一覧で、主な品目にナシが入っているのは高根ぶどう園と千葉中央観光農園の2園だけです。ところが浅野フルーツ園(若葉区中野町)の個別ページには、品目がブルーベリーとブドウなのに、こんな一文が添えられています。
「もぎ取りは行なっていませんが、旬の時季にはナシとキウイの直売も行っていますので、ぜひお越しください。」
観光農園として登録され、ブルーベリーとブドウのもぎ取りはやっている園でも、梨は直売だけということがあります。観光農園に梨があることと、その梨を狩れることは別だと考えておきましょう。しかも一覧そのものが、都合で載せていない園があると断っています。一覧を数えるだけでは、市内の梨園は数え切れません。
この構造は千葉のどの産地でも同じです。松戸は41園中11園、鎌ケ谷は梨を扱う19園中5園、市川は52園中5園。千葉の梨は、狩る産業ではなく売る産業として育ってきた——数え直すとそれが見えてきます。
よくある質問
- Q8月と9月では狩れる園が入れ替わりますか?
- A
入れ替わります。8月に入ってすぐ開くのは高根ぶどう園で、千葉市の説明に「例年8月1日より開園」とあります。8月中旬からは千葉中央観光農園が加わり、白井市の小川梨園も千葉県公式観光サイトでは8月上旬から。ただし2026年は、園の告知が「今年は8月15日(土)からとなります。」となっています。9月はペアー・フォレストが上旬から中旬までの2週間だけ開き、高根ぶどう園のナシは市の個別ページでは9月上旬まで。10月上旬まで残るのは小川梨園で、新高の時期にあたります。マルナカ梨園については直売期間の8月〜10月だけが公表されているため、狩れる日は電話で確かめてください。
- Q千葉市で梨狩りができるのは何園ですか?
- A
千葉市の公式サイトで確認できるのは3園で、高根ぶどう園・千葉中央観光農園・ペアー・フォレストです。市の観光農園の一覧で主な品目にナシが入るのは高根ぶどう園と千葉中央観光農園の2園だけ。ペアー・フォレストは一覧には出てきませんが、個別ページは今も残っていて豊水のもぎ取りができます。浅野フルーツ園にも梨はありますが、市のページに「もぎ取りは行なっていません」と明記されています。なお一覧そのものが都合で載せていない園があると断っているので、これが市内のすべてとはかぎりません。
- Q幸水を狩れる園はどこですか?
- A
白井市の小川梨園です。千葉県公式観光サイトは同園を「白井市で幸水の梨狩りができる唯一の農園」と紹介しています。逆に千葉市緑区のペアー・フォレストで狩れるのは豊水だけで、幸水と新高は直売のみ。小川梨園の幸水は園の公式サイトで8月上旬〜8月下旬とされていますが、梨狩りの開始が8月中旬になる年もあります(2026年は8月15日から)。予約制なので早めに押さえておきましょう。
- Q予約は必要ですか?
- A
小川梨園は梨狩りが予約制で、公式サイトから申し込みます。2026年分は7月23日に受付が始まり、狩れるのは8月15日からでした。予約した人が優先なので、当日予約なしで行くと入園できないことがあります。ほかの4園は予約の要否を公表していないため、電話で確認してから向かってください。梨は天候で時期が前後するため、千葉市も「天候により時期がずれたり、収穫できないことがあります」と注意を添えています。
- Q梨以外の味覚狩りもできますか?
- A
千葉中央観光農園ではブドウ(8月中旬〜10月上旬)、クリ(8月下旬〜10月上旬)、サツマイモ(9月中旬〜10月上旬)も扱っています。9月中旬から下旬にかけては、梨を含む4種類すべてが重なります。高根ぶどう園もブドウを8月中旬〜9月下旬で扱っています。
まとめ
- シーズンいちばんに行きたい → 高根ぶどう園(例年8月1日開園)
- 幸水を狩りたい → 小川梨園(予約制・2026年は8月15日から)
- 子ども連れ・車いす → 千葉中央観光農園(バリアフリートイレ・大型バス可)
- 珍しい品種を食べたい → マルナカ梨園(12品種)
- 9月に梨と栗を一度に → 千葉中央観光農園
- 9月上旬から中旬に豊水を狩りたい → ペアー・フォレスト
時期が2週間ずれるだけで、狩れる園が入れ替わります。行きたい日を決めてから園を選ぶ——このエリアはその順番で考えるのが確実です。
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