桃狩りのシーズンは6月中旬から8月下旬まで。ぶどう狩り(7月〜11月)やりんご狩り(8月〜12月)と比べるとずっと短いのが特徴です。
そのぶん品種の入れ替わりが速い。山梨では約2か月半のあいだに20品種前後が次々と旬を迎えます。行く時期で、食べる桃がまったく変わります。
- 主な6品種の旬(6月中旬〜8月中旬)
- 8月に狩れるのは川中島白桃だという理由
- 園の受付は8月上旬で終わることがある
- 桃狩りの「食べ放題」は3タイプに分かれること
品種別の旬
山梨県は桃の栽培面積と収穫量が日本一です。「山梨フルーツ王国」(やまなしGAP認証制度を紹介するサイト)が公表している主な品種と旬を並べると、シーズンの構造がはっきりします。
| 品種 | 旬の時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| ちよひめ | 6月中旬〜下旬 | 極早生。山梨で一番早く出回る。果実は小さめだが果汁が多く甘い |
| 日川白鳳(ひかわはくほう) | 6月下旬〜7月中旬 | 山梨の早生種の主力。白鳳の枝変わりとして山梨で発見された品種 |
| 夢みずき | 7月中旬〜下旬 | 山梨県果樹試験場が選抜育成。大玉で酸味・渋みが少ない |
| 白鳳(はくほう) | 7月中旬〜7月下旬 | 山梨で最も生産量が多い品種。酸味が少なく上品な味 |
| 浅間白桃(あさまはくとう) | 7月下旬〜8月上旬 | 山梨生まれ。白鳳に次ぐ主力。300g前後の大玉 |
| 川中島白桃(かわなかじまはくとう) | 8月上旬〜8月中旬 | 晩生種の主力。300gを超える大玉。甘味が多く日持ちが良い |
並べると、7月がいちばん品種の多い月だと分かります。日川白鳳・夢みずき・白鳳・浅間白桃が7月に集中し、山梨で最も生産量が多い「白鳳」の旬も7月中旬〜下旬です。
8月に入ると、主力品種は川中島白桃(8月上旬〜8月中旬)に切り替わります。晩生種の主力で300gを超える大玉。甘味が多く日持ちに優れると説明されています。
つまり「桃狩りで白鳳を食べたい」なら7月中旬〜下旬、「大きい桃を食べたい」なら8月という選び方になります。8月に白鳳を期待して行くと、すでに終わっています。
月から決める|その月の主役
| 行く月 | 主役の品種 | この時期の状況 |
|---|---|---|
| 6月中旬〜下旬 | ちよひめ・日川白鳳 | 桃狩りが始まったばかり。開いている園が少ない |
| 7月 | 日川白鳳・夢みずき・白鳳・浅間白桃 | 品種がいちばん多い。園も全面的に営業 |
| 8月上旬 | 浅間白桃・川中島白桃 | 受付を終える園が出始める |
| 8月中旬〜下旬 | 川中島白桃 | 営業している園が限られる |
いちばん動きやすいのは7月です。品種が多く、園もすべて営業しています。逆に6月中旬と8月下旬は、園そのものが限られます。
園の受付は8月上旬で終わることがあります
品種の旬とは別に、園がいつまで受け付けているかが桃狩りでは決定的です。笛吹市公式の観光ポータル「ふえふき観光ナビ」は「6月中旬頃から桃の収穫が始まります」「8月下旬頃までがもも狩りの期間となります」としていますが、実際の終了時期は園によって2週間以上ばらつきます。
| 農園(笛吹市) | 桃狩りの終了時期 |
|---|---|
| 浅間園(一宮町東新居) | じゃらんnetの予約は8月7日まで※ |
| 御坂農園グレープハウス(御坂町夏目原) | 2026年は8月11日くらいまで(公式) |
| ファミリー農場さの(御坂町上黒駒) | 7月上旬〜8月下旬/じゃらんnetの予約は8月11日まで※ |
| 豊玉園(石和町八田) | 7月上旬〜8月中旬 |
| フルーツセンター見晴し園(一宮町土塚) | 6月下旬〜8月中旬/8月下旬 |
| 東邦観光園(御坂町夏目原) | 6月中旬〜8月下旬/9月上旬 |
「夏休みだから桃狩り」と考えていると、お盆の時期にはすでに受付を終えている園があります。2026年7月28日時点で、じゃらんnetの空き状況が8月11日以前で止まっている園が3つありました(浅間園=8月7日まで/御坂農園グレープハウス=8月10日まで/ファミリー農場さの=8月11日まで)。
しかも終了日は延びる方向にも動きます。御坂農園グレープハウスは7月28日時点で「8月10日くらいまで」としていたものが、8月1日には「8月11日くらいまで」に更新されていました。行きたい日が決まったら、まず各園の受付状況を確認してから宿を押さえるのが安全です。
逆にいえば、8月下旬まで受け付けている園を選べばお盆のあとでも間に合います。笛吹市で最後まで開いているのは御坂町の東邦観光園で、年によっては9月上旬まで桃狩りが続きます。
桃狩りの「食べ放題」は3タイプあります
時期と並んで確認しておきたいのが体験の中身です。同じ「食べ放題」でも、畑でもげる数がまるで違います。
- 畑でもぎ取り食べ放題——畑に入って自分でもぎ、その場で食べる。時間制(40分など)と時間無制限がある
- もぎ取りは1個+席で食べ放題——畑でもげるのはお土産用の1個だけ。食べ放題は屋根の下のテーブル席
- もぎ取り+試食——決まった個数をもいで持ち帰り、味見として試食が付く(食べ放題ではない)
御坂農園グレープハウスは2つ目のタイプで、公式サイトに「畑で桃をひとつお土産用としてもぎ取れます。その後はテーブル席にてご用意してある桃の食べ放題です」と明記されています。暑い8月に炎天下の畑で40分過ごすより快適とも言えるので、好みで選んでください。
桃狩りの時期に関するよくある質問
- Q桃狩りは何月から何月までですか?
- A
6月中旬から8月下旬までです。笛吹市公式の観光ポータル「ふえふき観光ナビ」は「6月中旬頃から桃の収穫が始まります」「8月下旬頃までがもも狩りの期間となります」と案内しています。JAフルーツ山梨も露地ものの出荷を6月中旬から8月下旬までとしています。ただし園ごとの終了時期は2週間以上ばらつきます。
- Q8月に狩れる桃は何ですか?
- A
川中島白桃です。山梨フルーツ王国は、川中島白桃を晩生種の主力で旬は8月上旬〜8月中旬、300gを超える大玉で甘味が多く日持ちに優れると説明しています。8月上旬なら浅間白桃(7月下旬〜8月上旬)も残ります。山梨で最も生産量が多い白鳳は7月中旬〜下旬が旬なので、8月には終わっています。
- Qいちばん品種が多い月はいつですか?
- A
7月です。山梨フルーツ王国のカレンダーでは、日川白鳳(6月下旬〜7月中旬)、夢みずき(7月中旬〜下旬)、白鳳(7月中旬〜7月下旬)、浅間白桃(7月下旬〜8月上旬)が7月に集中します。園もこの時期は全面的に営業しているため、選択肢がいちばん広い月です。
- Qお盆に桃狩りはできますか?
- A
園によります。御坂農園グレープハウスは公式サイトで2026年の桃狩りを「8月11日くらいまで」と案内しており、お盆には終わっています。一方、東邦観光園は公式サイトが6月中旬〜9月上旬、フルーツセンター見晴し園は笛吹市の一覧が6月下旬〜8月下旬としています。お盆に行くなら、8月下旬まで続く園を選んだうえで直接確認してください。
- Q桃狩りのあとは何が狩れますか?
- A
同じ笛吹市・甲州市でぶどう狩りが始まります。8月はデラウェアとキングデラが主役で、9月にはシャインマスカット・巨峰・ピオーネが本番を迎え、11月下旬まで続きます。桃狩りとぶどう狩りの両方を行っている園も多いため、8月中旬以降の旅なら合わせて検討できます。
まとめ|桃狩りは「7月がピーク」
- シーズン全体 → 6月中旬〜8月下旬(他の果物狩りより短い)
- 品種がいちばん多い → 7月
- 白鳳(山梨で最多生産) → 7月中旬〜下旬
- 8月 → 川中島白桃(300g超の大玉)
- 注意 → お盆前に受付を終える園がある
桃狩りは準備よりも先にシーズンが終わります。行く日が決まったら、宿より先に園の受付状況を確認してください。
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